劇場版 屍囚獄 起ノ篇 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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襲い来る恐怖。因習に支配された村の真実とは。

 

2017年5月27日公開
監督:城定秀夫
出演:片山萌美・立花あんな 他

 

【賛否両論チェック】
賛:原作や出演者のファン向けか。何も知らずにやって来たヒロイン達が、恐怖の因習に巻き込まれていく様子が、ハラハラ感たっぷりに描かれていく。
否:必要性に疑問を感じるラブシーンや、異常にグロいシーン等が多いので、苦手な人には全く向かない。ストーリーもツッコミどころが多数。

 

ラブシーン・・・かなりあり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも

 

 

 山奥の村へ調査にやって来た女子大生達が、身の毛もよだつ因習に巻き込まれていく恐怖を描きます。主演は片山萌美さん。

 

 始まりははるか昔でした。山道を追いかけられている、1人の女性。やがて男達に追いつかれると、取り押さえられてしまいます。そして男達は何のためらいもなく、女性の両脚を斬り落としてしまうのでした。時は流れ、現在。山奥の一本道を走っている、1台のワゴン車がありました。乗っているのは、比良坂大学の葦原教授と、その助手の香坂、そしてそのゼミ生の美琴(片山萌美)・さぎり・ひな・さよりの6人。彼女達は民俗学のフィールドワークで、山奥の寒村・八坂村へ向かっているところでした。しかしその途中で、ガソリンがなくなってしまいます。車を押すこともままならず、途方に暮れる面々でしたが、そこへ丁度村人達の車がやって来たため、葦原達はなんとか村へと辿り着くことが出来るのでした。

 

 出迎えたのは、八坂村の村長・天野。天野は美琴達を、
「べっぴんさん達ばかり!!」
と異様に褒め称たたえると、同席していた浮かない表情の息子・タカヒコに、
「嫁さんを探せ!!」
と、冗談めかして言い放つのでした。そんな天野の妻は、どうやら寝込んでいるらしい様子でした。その日の夜、村人が集まって開かれた宴会でも、美琴達は熱烈な歓迎を受けますが、盛り上がるひな達をよそに、美琴だけは奇妙な違和感を覚えずにはいられませんでした。宴会の最中、トイレに立った美琴は、廊下に着物を着た1人の少女を見かけます。走り去る少女を追いかける美琴でしたが、見失ってしまい、代わりに知的障がいを持つ使用人・伊助と出逢うのでした。

 

 宴会も終わり、自室へと戻る面々。香坂は不倫相手でもある葦原の部屋へとやって来ます。香坂は葦原に、
「単位をエサにしてまで、何故彼女達を連れてきたのか?」
と問いかけますが、実は“若い女性達を連れてくること”こそが、長年様々な調査を拒んできた天野の、今回の調査を受け入れる条件でした。そしてそれが、後の身の毛もよだつ惨劇へと繋がっていこうとは、この時はまだ誰も知るよしはありませんでした・・・。

 

 起ノ篇では、廃れた山奥の村を舞台に、何も知らずにやって来たヒロイン達が、いまだ残る恐怖の風習に巻き込まれていくまでが、淡々と描かれていくのが印象的です。

 

 ただ、ちょっと常軌を逸しているストーリーや、必然性を感じないラブシーンなんかもあるので、人によってはかなり不快に感じるかも知れません。

 

 どちらかというと、原作や出演者がお好きな方向けの作品ともいえそうです。気になった方は、結ノ篇と共に是非。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>

 

 

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