おじいちゃんはデブゴン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

哀しい中にも痛快さが光る。アクション界の重鎮復活!!

 

2017年5月27日公開
監督:サモ・ハン
出演:サモ・ハン
ジャクリーン・チェン
アンディ・ラウ 他

 

【賛否両論チェック】
賛:哀愁漂う主人公が、大切な存在を守るため、往年の武術で巨悪に立ち向かっていく様が、非常に痛快でカッコイイ。
否:アクションシーンではかなりグロいシーンが多いので、苦手な人には向かないかも。展開もかなりのご都合主義。

 

ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも

 

 

 アクション映画界の重鎮、サモ・ハンが、監督・主演・アクション監督を務めた作品です。

 

 ロシアとの国境にほど近い中国の田舎町・綏鎮(すいちん)。そこで暮らす1人の老人が、町のゴロツキ・チョイ(フォン・ジャーイー)達による、ロシアンマフィアの殺害現場を目撃します。その老人の証言を基にチョイは逮捕されますが、老人が面通しでチョイの顔を判別することが出来ず、釈放されることになってしまいます。警察上層部はこの事件を重く見て、チョイ一味の逮捕を厳命するのでした。

 

 目撃者の老人の正体は、かつて人民解放軍の北京中央警衛局で要人警護にあたっていたディン(サモ・ハン)。彼は半年前、孫娘と遊びに出かけた先で、つい目を離した隙に孫娘が行方不明になってしまい、憤った娘とはその後絶縁状態になっていました。その一件以降、ディンは中央警衛局を退職し、失意の中で綏鎮へと引っ越してきたばかりなのでした。健康面は全く問題はありませんでしたが、最近物忘れが激しく、医師からは認知症の初期症状が出始めていると告げられているのでした。

 

 そんなディンの隣りには、気立てのいい少女・チュンファ(ジャクリーン・チェン)が住んでいました。しかし彼女の父のレイ・ジンガウ(アンディ・ラウ)は、定職に就かずに借金をしながらもギャンブルに入り浸りだったため、チュンファはよくジンガウとケンカをしては、ディンの家へと逃げ込んでくるのでした。そしていつしかディンとチュンファは、本当の祖父と孫娘のように、仲良くなっていました。そんなある日のこと、チョイの賭博場で借金を作ってしまったジンガウは、借金の返済を待ってもらう代わりに、チョイからの危険な仕事の依頼を受けることになってしまいます。それはロシア・ウラジオストクへと潜り込み、ロシアンマフィアから宝石入りのバッグを盗んでくること。チョイの手引きもあり、なんとか成功するジンガウでしたが、魔が差したジンガウはなんとバッグを持ち逃げしてしまうのでした。

 

 怒ったチョイはジンガウの家へと配下の者達を向かわせます。チョイの手下達は、ディンの家へと逃げ込もうとしていたチュンファを捕まえると、人質として連れていこうとしますが、そんな手下達の前に立ちはだかったのは、他ならぬディンでした。そして彼は、刃物を手に向かってくる男達を、あっさりと撃退してしまうのでしたが…。

 

 家族との絆を失った上、記憶の老いも進んでしまい、傷心に浸る主人公・ディン。その唯一の心の支えとなっていた隣家の少女・チュンファに危機が訪れた時、怒りに燃えたその魂は、誰にも止められなくなっていきます。

 

 アクションは一見の価値有りです。見た目は冴えない普通の老人なのに、なめてかかってくる悪党達を、その技で次々になぎ倒していく様は、非常に痛快でカッコイイです。

 

 切ない中にも一筋の希望が残るような、そんな古きよきアクション映画です。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※エディ・ポン・・・本作では、最後に少しだけゲスト出演していらっしゃいます。最近の映画では、「激戦 ハート・オブ・ファイト」での格闘家役や、「オペレーション・メコン」での麻薬取締官役等が有名なところ。また「コールド・ウォー 香港警察」シリーズにも出演されている他、サモ・ハンがアクション監督として参加する「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」では主演も務めていらっしゃいます。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>

 

 

<「映画の通信簿2016」発売中!!>