破裏拳ポリマー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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「この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!!」

 

2017年5月13日公開
監督:坂本浩一
出演:溝端淳平・山田裕貴・原幹恵 他

 

【賛否両論チェック】
賛:どこまでも真っ直ぐな主人公が、正義を胸に何度でも立ち上がっていく姿が、痛快でカッコイイ。“正義”や“親子”ついても考えさせられる内容なのもステキ。
否:展開はかなりのご都合主義で、設定もツッコミどころが多い。

 

ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・暴力シーンがメッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも

 

 

 タツノコプロの名作アニメが、実写映画化されました。ポリマースーツをまとった主人公が、巨悪に挑みます。主演は溝端淳平さん。

 

 物語の主人公・鎧武士(溝端淳平)は、世界を放浪しながらストリートファイトを続け、賞金を稼いでいました。父親譲りの拳法“破裏拳”の使い手である彼は、連戦連勝を続け、賞金を奪おうと襲いかかるゴロツキ達も、たちどころに倒してしまうのでした。

 

 それから数年後の日本。コミュニケーションツールの発達は、人々の暮らしを豊かにする一方で、犯罪の組織化や巧妙化を生んでいました。警視庁の刑事・来車譲一(山田裕貴)は、先輩刑事の加藤と共に6人組の強盗犯“パルクールギャング”を追いかけ、警官隊と共に包囲したところでした。ところがそこへ、異形のスーツをまとった男が乱入。男は警官隊の銃撃を全てかわすと、人並み外れたパワーで警官隊を圧倒し、全滅させてしまいます。加藤も倒され、慌てて拳銃を構える譲一でしたが、男を前に引き金を引くことが出来ません。万事休すかと思われたその時、加藤がとっさに譲一を突き飛ばし、身代わりにパンチを食らってしまいます。男はそのまま逃走したため、譲一は無事でしたが、加藤は帰らぬ人となってしまうのでした。

 

 一方その頃、鎧武士の姿は国内にありました。サラリーマンをぼったくりから助けた武士でしたが、お礼を言うサラリーマンに対し、武士はお金を請求。さらに彼は、そのサラリーマンの浮気の証拠写真を取り出します。実は探偵まがいのことをしている武士は、このサラリーマンを尾行していたのでした。そして武士はサラリーマンに、さらなる金銭を要求します。そんな武士の様子は、街中の監視カメラに映っていました。それを見ながら、譲一の同僚である稗田玲(原幹恵)は、刑事部長の土岐田悟(長谷川初範)に、
「鎧武士を見つけた。」
と、報告をするのでした。

 

 翌日、失意に暮れる譲一に、土岐田は
「この男をしょっぴいてこい。」
と、武士の連行を指示。訪問を受けた武士は、当然これを断ろうとしますが、顔見知りらしい土岐田も顔を出し、やむなく警視庁を訪れます。そこで彼が聞かされたのは、凶悪犯罪に対抗するべく、警視庁と防衛省が秘密裏に開発した特殊装甲スーツ「ポリマーシステム」の存在でした・・・。

 

 原作の知識等は一切不要です。どこか昭和のテイストが漂う世界観の下、破天荒だがどこまでも熱血漢の主人公・鎧武士が、閉ざしていた亡き父への想いに葛藤しながらも、正義のヒーローとして戦う姿が、とっても痛快です。

 

 始めは対立ばかりしていた若手刑事・来車譲一と、やがて芽生えていく確かな絆等、バディ・ムービーの要素があるのも、またカッコイイですね。

 

 同時に、正義なき力の暴走という脅威や、そもそもの“正義”という言葉の多面性、そして子供を思いやる真の親心等、単なるアクションモノと思って観ていると、思わず考えさせられるような内容も盛り込まれています。

 

 血を吐くような暴力シーンが結構多いのがたまに傷ですが、子供から大人まで楽しめる痛快アクションを、是非ご覧になってみて下さい。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※警視庁の玄関のシーン・・・劇中、警視庁のエントランスで、来車譲一と土岐田が警視総監とすれ違うシーンがありますが、そこは恐らく「疾風ロンド」で登場する研究所のエントランスと同じところかと。

 

※柳ゆり菜さん・・・本作では、武士の住むアパートの大家兼助手の南波テル役。最近の映画では、「劇場版うわこい」「劇場版うわこい2」「ヴァンパイアナイト」での主演や、「呪怨 ザ・ファイナル」や「高台家の人々」、「彼岸島 デラックス」や「恋妻家宮本」、そして「チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」等にも出演していらっしゃいます。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>

 

 

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