BLAME!(ブラム) | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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難解かつ高度な世界観。生き残りを賭けた人類の戦い!!
 
2017年5月20日公開
監督:瀬下寛之
出演(声):櫻井孝宏・雨宮天・花澤香菜 他
 
【賛否両論チェック】
賛:荒廃した世界での、機械と人類の壮絶な戦いが、緊迫感満載のアクション描写で描かれていくのに、思わずハラハラさせられる。
否:世界観はかなり前衛的なので、理解するまでに時間がかかりそう。グロいシーンも結構多いので、苦手な人には向かない。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも
 
 
 SFマンガのアニメ映画化です。コンピューターが暴走した近未来の世界を舞台に、生き延びようとする人類の姿を描きます。
 
 物語の舞台は、何百年も未来の荒廃した世界。かつて都市を管理していたコンピューターが突如暴走し、人類は〝不法居住者”として認識されたため、機械によって強制排除されてしまったのでした。それ以来、コンピューターは何層にも渡る巨大都市を延々と建造し続けており、一方の人類は絶滅の危機に瀕しながら、細々と生き延び続けていました。そんなある日、小さな村の少女・づる(声:雨宮天)は、仲間の少年少女達を連れ、電基猟師として食糧を探しに都市へと出ていました。監視塔によるコンピューターの目をなんとかくぐり抜け、やっとの思いで狩り場へと辿り着きますが、残念ながらその狩り場は、とうの昔に枯れ果てていました。そして最悪なことに、〝セーフガード”と呼ばれる人類を排除するコンピューターに見つかってしまい、づる達は激しい攻撃にさらされてしまいます。必死で逃げ惑うづる達でしたが、瞬く間に3人が惨殺されてしまうのでした。づるも死を覚悟しますが、次の瞬間彼女の前に現れた謎の男が、圧倒的な火力の銃〝重力子放射線射出装置”でセーフガードを一掃します。
 
 現れた男は霧亥(櫻井孝宏)と名乗り、
「〝ネット端末遺伝子”を持つ者を探している。」
と、謎めいた言葉を告げます。その意味は理解出来なかったづるでしたが、ひとまず彼を自分達の村まで連れて帰ることに。突然やって来た訪問者に、他の猟師達は
「セーフガードじゃないのか?」
と警戒しますが、村の周りにあるセーフガードが通れない〝結界”を霧亥が難なく通れたため、彼を受け入れることになります。しかし歓迎しようにも、あいにく村の食糧は既に尽きかけていました。そこで霧亥は、おもむろに固形の携帯食料を出すと、テーブルに置きます。するとそれは、あっという間に大きな非常食へと変わり、人々は逆に霧亥に助けられるのでした。
 
 その後も霧亥は、村で〝ネット端末遺伝子”の持ち主がいないかを聞いて回りますが、彼から話を聞いたづる達も、その名前に聞き覚えはありません。どうやらその遺伝子を持つ者なら、コンピューターを再び制御出来る可能性がある様子でしたが、既に時代は流れており、〝かつて人間がコンピューターを操っていた”という事実さえも知らない彼らは、首をかしげるばかり。それでも唯一、電基猟師の頭領・おやっさん(声:山路和弘)は、以前その名前を聞いたことがありました。
 
 おやっさんは霧亥達を連れ、1つ下の棄てられた階層・通称〝腐れ祠(ほこら)”へと向かいます。そこには亡霊が出ると言われており、確かに足を踏み入れると、前方に女性の姿が浮かび上がってきます。しかし霧亥はすぐに、それが助けを求めるサイボーグ化された人間の意識だと気づき、辺りを捜索。がれきの下に埋もれていた、女性とおぼしきサイボーグの頭部を発見します。その女性・シボ(声:花澤香菜)は科学者で、ネット端末遺伝子に代わって都市のネットワークへと侵入出来る、〝偽装端末”の作成に携わっていたのでしたが・・・。
 
 暴走したコンピューターによって文明が崩壊し、無秩序化したまま時代が流れ、人類がかつてコンピューターを制御していたことすら忘れ去られてしまった世界。そんな奇妙でもあり恐ろしくもある世界観に、まずは圧倒されます。
 
 その荒廃した世界にあって、細々と生きていた人間達と、コンピューターの制御を取り戻すカギを探す不思議な男との出逢いが発端となり、人類とコンピューターの壮絶な戦いが巻き起こっていきます。
 
 首が飛んだり腕がもげたりと、かなりグロいシーンも多いので、苦手な人には向きません。また、設定もかなり個性的なので、なかなか共感するのは難しいかも知れません。良くも悪くも、その世界観が好きな方向けの作品といえそうです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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