バーフバリ 伝説誕生 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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好みはあるが引き込まれる。壮大なスケールで描く、歴史大作!!
 
2017年4月8日公開
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:プラバース
タマンナー 他
 
【賛否両論チェック】
賛:運命に導かれた主人公が戦い続ける様が、非常に壮大なスケールで描かれていくのが、圧倒的で雄々しい。
否:急に歌が入るインド映画ならではの演出や、上映時間の長さが、好みを分けそうなところ。次作の鑑賞も必須。
 
ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも
 
 
 インド映画です。拾われて育てられた赤ん坊が成長し、自らの出生を知って立ち上がっていきます。
 
 物語の舞台は、遠い昔のインド南部。雲にも届く巨大な滝のふもとに、赤ん坊を抱えた1人の女性・シヴァガミの姿がありました。やがて彼女を追って、2人の兵士がやって来ますが、隠れていたシヴァガミはこれを返り討ちにしてしまいます。ところがその直後に足を滑らせ、シヴァガミは雨で増水した川へと転落。かろうじて赤ん坊を水面へと抱え上げたシヴァガミは、シヴァ神に、
「自分の命はくれてやる。この子だけは助けてほしい。」
と、祈りを奉げるのでした。
 
 翌朝、近くの村の人々が、赤ん坊の泣き声を聞きつけてやって来ると、水面にいる赤ん坊を発見し、慌てて助けます。しかしシヴァガミは、滝の上を指さすと、力尽きたように流されてしまうのでした。彼女達が、滝の上の大国・マヒシュマティ王国の者達だと知った村人達は、赤ん坊を返すために出向こうとしますが、村長の妻・サンガが、
「この子は私が育てる!!」
と宣言。滝の上へと通じる洞窟を、巨大な岩で塞がせてしまいます。その後赤ん坊は、〝シヴドゥ”と名付けられ、すくすくと育っていくのでした。
 
 それから時は流れ、25年後。その間シヴドゥは、常に滝の上の世界に興味を持ち続け、サンガの言いつけを無視しては滝を登り、途中で失敗して落ちてくる日々を繰り返しているのでした。そんな彼を案じたサンガは、シヴドゥの行いを改めさせるために、シヴァ神の御神体に川の水を1000回かけるという願掛けを始めてしまいます。しかも、導師から手伝うことは出来ないと言われたシヴドゥは、なんと御神体を川まで運び、滝の水がずっと当たるようにしてしまうのでした。呆れる村の人々でしたが、するとその時滝の上から、1枚の木彫りの仮面が落ちてきます。それを拾ったシヴドゥは、やがてその仮面が美しい女性の物だと気がつき、その日からその女性・アヴァンティカに想いを馳せるようになります。やがていてもたってもいられなくなったシヴドゥは、今までとは違った決意で、ひたすら滝の上へと登り始めるのでしたが・・・。
 
 続きモノなので、本作だけでは完結しません。スゴいところで終わります(笑)。ただ、不思議と次回作も観たくなる魅力があります。
 
 運命のいたずらで生き延び、育てられた赤ん坊。成長した彼が、これまた運命に導かれるままに巨大な滝を登り、辿り着いた地で知る、“王国の王子”という自らの宿命に翻弄されながらも、自分の意志を貫こうと戦う姿が、勇ましくてカッコイイです。戦場のシーンも圧倒的なスケールで描かれるので、思わず息を飲みます。
 
 インド映画なので、急に歌や踊りが入ったり、上映時間も長かったりするので、その辺りが好き嫌いの分かれそうなところではありますが、未曽有のスケールでつづられる歴史絵巻を、是非ご覧になってみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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