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信じられるのは己だけ。家族を救うための絶体絶命の戦い。
 
2017年3月20日公開
監督:フィル・ボルケン
出演:アイオン・ベイリー
バーカッド・アブディ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:事故と事件によって、家族を命の危険にさらされた主人公が、助けるために全てを捨てて奔走し続ける姿が、痛々しくも雄々しい。
否:展開はかなり強引でご都合主義なので、現実味はない。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン等あり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも
 
 
 旅行で来たカリブ海で漂流し、さらに家族を人質に取られてしまった主人公の、絶体絶命の戦いを描いたサスペンスです。
 
 主人公の医師、ケビン・ライリーは、休暇で家族旅行へと出かける準備をしていました。まだ小さい息子のアンディは、友人のコリンに水上スキーに乗ったことを自慢された様子で、
「僕も水上スキーに乗りたい!!」
と駄々をこねます。ケビンは仕方なく、
「パパと一緒ならいいぞ。」
と、約束をするのでした。こうしてケビンは、アンディと妻のジュリーを連れてカリブ海へ。ホテルにチェックインを済ませると、水上スキーを借りるべく、一足先にビーチへと向かいます。ところがあいにく水上スキーはどれも貸し出し中。どうしてもアンディの夢を叶えてあげたいケビンは、仕方なくホテルの敷地の外へと出かけ、地元の漁師から船を借りることにします。どの漁師も胡散臭い交渉をしてきますが、ケビンはその中から、〝3時間200ドル”という漁師の船を借りるのでした。こうして水上スキーの代わりに船を手に入れたケビンは、ジュリーとアンディを乗せて沖合いへと繰り出します。
 
 1時間ばかり沖へと船を走らせると、そこに見えてきたのは小さな無人島。3人は軽く一休みするつもりで立ち寄りますが、いざ帰ろうとした時、船のエンジンが故障してかからなくなってしまいます。しばらく悪戦苦闘するものの、一向に直る気配はありません。それでもケビンは、
「すぐに他の船が通りかかるだろう。」
とやせ我慢をしていましたが、それから丸2日間、島の近くを船が通ることはありませんでした。
 
 水も食糧もなく、とうとう命の危険を感じ始めたケビンは、2人を連れて船で漂流を開始します。半ば昏睡状態になりながら、なんとか別の島へと辿り着いた彼らは、地元の2人組の漁師に助けらるのでした。ところがその漁師達は、ケビンに対し、
「家族の命の値段はいくらだ!?」
と、身代金を要求してきます。ケビンは精一杯の〝4万ドル”という金額を提示しますが、漁師達は〝100万ドル”だと釣り上げ、さもなければ置き去りにすると脅しをかけてきます。やむなく要求を吞んだケビンは気絶させられて船に乗せられ、ジュリーとアンディは人質として、その島に置き去りにされてしまうのでした・・・。
 
 楽しいはずの家族旅行が一変し、前半では命の危機にさらされた一家が、必死に生き延びようとする姿が、痛々しく描かれます。
 
 その後の中盤では、助かったと思ったのもつかの間、今度は悪質な地元の漁師に捕まり、家族を人質に取られてしまうという、考えられうる最悪の事態が主人公を襲います。そして後半では、警察に疑われて追われる身となりながらも、それでも愛する家族の命を救うべく、犯人達と攻防を繰り広げる主人公の孤高な戦いに、思わず手に汗を握ります。
 
 展開はかなりご都合主義で、
「いやいや、それは・・・」
なんてツッコミたくなる場面もありますが(笑)、家族のために奔走する父親の姿を、是非ご覧になってみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※バーカッド・アブディ・・・本作では、主人公を脅迫する漁師役。最近の映画では、トム・ハンクス主演の「キャプテン・フィリップス」での海賊役が有名なところですが、他にも「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」等にも出演されています。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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