君と100回目の恋 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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切なくも愛おしい愛。2人を待つ哀しい運命とは。
 
2017年2月4日公開
監督:月川翔
出演:miwa・坂口健太郎・真野恵里菜 他
 
【賛否両論チェック】
賛:王道の青春ドラマの世界観の中で、主人公達の背負う哀しすぎる運命が切なく描かれ、胸にこみ上げるものがある。
否:人間関係が単純すぎて、やや興ざめしそう。ストーリーも色々とツッコミどころがあるか。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 
 
 とある不思議な運命を背負った若者達の青春を描いた作品です。主演はmiwaさんと坂口健太郎さん。
 
 物語の舞台は、瀬戸内海ののどかな町。教室で爆睡していて目を覚ました、大学生の葵海(あおい)(miwa)。教授や友人の里奈(真野恵里菜)に苦笑いされてしまうのでした。講義の後、葵海は里奈と共に部室へと向かいます。そこでは、葵海がボーカルを務めるバンド「The STROBOSCORP」のメンバーである直哉(竜星涼)と鉄太(泉澤祐希)が待っていました。遅れてやってきた陸(坂口健太郎)も加わり、早速練習を始めますが、陸は1回弾いただけで直哉や鉄太の改善点を指摘すると、すぐにその場を後にし、図書館で量子力学の本とにらめっこを始めるのでした。
 
 そんな何でも完璧にこなしてしまう陸と、幼馴染みの葵海は、ずっと彼にほのかな恋心を抱いていましたが、その気持ちを伝えられずに大学3年まで来てしまっていました。そんな葵海に対し、里奈は気持ちを伝えるよう諭しますが、葵海は遠慮するばかり。一方直哉の方はというと、端からみてもバレバレなくらい、葵海に片想いをしているのでしたが、鈍感な葵海だけはそれに気づいていませんでした。ところがある時、直哉は葵海の前で、ついつい気持ちをこぼしてしまいます。
 
 折しも彼らは、出演する「セトフェス」に向けての準備の真っ最中。直哉の気持ちにようやく気づいた葵海は、
「直哉でイイのかな・・・?」
と、里奈に打ち明けます。しかし、実は直哉のことを想っていた里奈は、葵海の言葉に対し、
「陸がダメだから、直哉に行くわけ!?」
と激怒。2人の間には亀裂が生まれてしまうのでした。そのまま迎えたセトフェス当日。気まずい空気のままの葵海に、陸は
「深呼吸しろ。表情硬いぞ。」
と声をかけますが、葵海はその言葉にもついつい食ってかかってしまいます。そんな自分の小ささに葵海は失望し、本番中も途中で歌うのを止めてしまうのでした。
 
 落ち込んだその日の帰り道、葵海は思いついた歌詞を書き留めていたメモを落としてしまい、それを追いかけて車道へと飛び出してしまいます。その背後からはトラックが迫っていました。ところが次の瞬間、葵海が気がつくと、時間はあの教室で爆睡していた時に戻っているのでした・・・。
 
 底抜けの明るさを持ったヒロイン・葵海と、先走る彼女を寡黙に受け止める陸。そして2人を温かく見守る3人の仲間達。まるで絵に描いたような青春ドラマで、前半は観ていて思わずニヤニヤしてしまいます(笑)。
 
 しかし後半は一転、葵海が背負う哀しい運命が明らかになり、その運命を変えようと奔走する陸の姿が、切なすぎて胸が痛みます。そんな彼らが最後に選ぶ道にも、悲しい中にもほのかな光が感じられるようです。
 
 デートでは勿論のこと、1人で感動したい時にも、是非オススメです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※竜星涼さん・・・本作では主人公達のバンド仲間・直哉役。「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウレッド役で有名になった方で、最近の映画では「シマウマ」「Bros.マックスマン」での主演や、「orange -オレンジ-」「泣き虫ピエロの結婚式」等に出演していらっしゃいます。今後も「22年目の告白 私が殺人犯です」や「先生!」等々、話題作に出演されるそうですね。
 
※泉澤祐希さん・・・本作では主人公達のバンド仲間・鉄太役。最近の映画では、なんといっても「サバイバルファミリー」での、小日向文世さん演じる主人公の長男役が有名なところです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>A
 
 
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