恋妻家宮本 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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「正しいことは大切。でも、優しいことはもっと大事なこと。」
 
2017年1月28日公開
監督:遊川和彦
出演:阿部寛・天海祐希・菅野美穂・相武紗季 他
 
【賛否両論チェック】
賛:長年連れ添った妻に湧いた疑惑を巡り、心優しい主人公が空回りしながらも奮闘する姿が、微笑ましくて楽しい。夫婦愛をステキな角度から切り取った作品。
否:テロップや回想シーンを駆使した演出には、どうしても好き嫌いがありそうか。展開も以外と淡々としている印象。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 
 
 子育てを終えた主人公の中学教師が、降ってわいた妻への疑惑に苛まれていく、コメディタッチの作品です。主演は阿部寛さん。
 
 中学教師の宮本陽平(阿部寛)は、学生時代からの行きつけのデニーズで、妻の美代子(天海祐希)と食事をしていました。優柔不断でなかなか注文が決まらない洋平でしたが、美代子はいつものこととばかりに、その間に化粧室へと席を立ちます。
 
 そんな2人の出逢いは学生時代、同じそのデニーズでした。友人同士の紹介で出逢った陽平(工藤阿須加)と美代子(早見あかり)でしたが、交際中に美代子の妊娠が発覚。覚悟を決めた陽平は、
「お前が作った味噌汁が飲みたい。」
とベタなプロポーズをし、美代子に笑われてしまうのでした。その後、産まれた息子・正(入江甚儀)も無事に一人立ちし、恋人の優美(佐津川愛美)とも結婚。福島で震災の取材を続けるジャーナリストとして、実家を巣立っていくのでした。
 
 こうして、新たに夫婦水入らずの時間が過ごせるはずでしたが、ある日の夜、何気なく寝室の本棚を見返していた陽平は、かつて学生時代に美代子に貸した志賀直哉の「暗夜行路」に、美代子の部分だけ記入された離婚届が挟まっているのを発見してしまいます。陽平の脳内には、一気に美代子に対する疑心暗鬼が沸き上がってきますが、優しすぎる陽平は直接美代子に問いただすことが出来ません。その後も陽平は、悶々とした疑問を抱えたまま、職場の学校や趣味で通い始めた料理教室で過ごすことになるのでしたが・・・。
 
 優柔不断でどん臭く、優しいだけが取り柄の主人公・宮本陽平が、長年連れ添った妻の離婚届を発見したことから巻き起こる疑心暗鬼の連続が、不謹慎ながらもおかしくて笑ってしまいます。
 
 同時に、中学教師でもある陽平のクラスの生徒の家庭問題と向き合う中で、少しだけ頼りがいのある教師へと成長していく姿も、何故か不思議とカッコよく見えてくるから、また面白いです(笑)。
 
 沢山笑って少しホロッとして、最後にはまた笑って爽やかな気分になれる、そんな作品です。家族やデートでも安心して観られる作品ですので、是非ご覧になってみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※入江甚儀さん・・・本作では宮本夫妻の息子・正役。最近の映画では「キカイダーREBOOT」や「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」、「ストロボ・エッジ」や「流れ星が消えないうちに」、そして「ピンクとグレー」等にも出演していらっしゃいます。
 
※柳ゆり菜さん・・・本作では、宮本陽平が行きつけのデニーズの店員・時森役。最近の映画では、高校生達の危うい恋模様を描いた「劇場版うわこい」「劇場版うわこい2」での主演や、「呪怨 ザ・ファイナル」や「高台家の人々」、「彼岸島 デラックス」等にもご出演されています。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<癒されたい>
 
 
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