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哀しい世界で描かれる、胸に迫る姉妹の絆。
 
2017年3月4日公開
監督:パトリシア・ロゼマ
出演:エレン・ペイジ
エバン・レイチェル・ウッド 他
 
【賛否両論チェック】
賛:電気消失を機に回り始める、1つの家族の哀しい運命の歯車と、それでも生きようとする彼女達の姿が、観る者の胸を打つ。
否:略奪や暴行等、災害時の人間の醜さが随所に観られ、軽い気持ちでは観られない。
 
ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・と殺シーンや虫のシーンがあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも
 
 
 突如電気がなくなってしまった世界で、生き延びようと奮闘する姉妹の姿を描きます。
 
 山奥のコテージで暮らす一家、父親のロバートと、ダンサーを目指す姉・エバ、そして受験を控えた妹・ネルの3人は、交通の便こそ悪いものの、ハイテクな家庭環境で快適に暮らしていました。そんなある夜のこと、突然停電が発生し、家中の電化製品が使えなくなってしまいます。ネルは仕方なく車へ懐中電灯を取りに行きますが、トランクを閉める時に誤って半開きにしてしまい、翌朝にはバッテリーがなくなってしまうのでした。一家はラジオの情報を便りに電力の回復を待ちますが、数日経っても電力は戻りませんでした。
 
 停電から10日後、ロバートがチェーンソーのバッテリーを車に繋くことを思いつき、なんとか車が動くようになります。一家は早速ふもとの町へと出ますが、スーバーには品物はほとんどなく、ガソリンスタンドも休業状態。それでもエバはなんとかダンスのレッスンを受け、ネルは恋人のイーライと過ごします。ところがその夜、ロバートが2人を車に乗せて帰宅する途中、山道で車を漁っている強盗と遭遇してしまいます。それでもその場はなんとかやり過ごし、一家は無事に帰宅するのでした。
 
 その後ロバートは、エバとネルに家から出ないように忠告しますが、その直後、木を伐っていた最中に事故に遭ってしまい、ロバートは帰らぬ人になってしまいます。大黒柱を失い、途方に暮れるエバとネルでしたが、それでもなんとか力を合わせ、生き延びようとするのでした・・・。
 
 “電力が消失する映画”といえば、最近では「サバイバルファミリー」がありますが、本作はそれよりもかなりシリアスで、哀しい雰囲気が漂います。
 
 電気がなくなり、原始的な生活が始まった矢先に、父親を事故で失ってしまったエバとネルの姉妹。力を合わせ、なんとか生き延びようとする2人に、運命はさらなる試練を与えてきます。それでもお互いに支え合い、時にはぶつかり合いながらも生きていく姉妹の痛々しい姿には、胸に迫るものがあります。
 
 「緊急事態には、人間の悪い面が現れる。」
という言葉に代表されるように、人間の醜さも見られ、決して軽い気持ちでは観られない作品ですが、是非心して観てみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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