バンクラッシュ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ありきたりなハラハラ感。追いつめられた強盗達の運命は。
 
2017年2月28日公開
監督:ダニエル・カルパルソロ
出演:ルイス・トサル
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:運命のいたずらで、銀行に立てこもらざるを得なくなった強盗犯達が、なんとか活路を見出だそうと奔走する姿が、緊張感満載で描かれていく。
否:取り立てて斬新な展開はなく、ありきたり感は否めないか。
 
ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・少しあり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 退路を断たれた銀行強盗犯と、その貸金庫にある機密情報を守ろうとする国家との戦いを描いたサスペンスです。
 
 記録的な大雨に見舞われた、スペイン・バレンシア。街は大渋滞でしたが、そんな喧騒をよそに、街角にある銀行には工員達が出勤し、いつもの朝が訪れていました。そんな中、1人不機嫌なのは、女性支店長のサンドラ。実は彼女は、銀行のリストラのリストに載せられてしまい、出勤してからも上司に電話でかけ合ってばかりで、そのイライラは頂点に達しつつあるのでした。
 
 そんな時、突如正面玄関から、覆面をした男達がなだれ込んできます。彼らはロビーにいた客や行員を人質にとると、サンドラの下へ。強盗の中の〝ガリシア人”と呼ばれる男が、サンドラを金庫室へと連れて行くのでした。強盗犯達は非常に手際がよく、一部は貸金庫を荒らし、金目の物を袋に詰め始めます。ところがその頃、行員の1人が非常ボタンを押したため、表にはすぐさま警察による包囲網が敷かれます。しかしリーダー格の〝ウルグアイ人”に慌てる様子は全くなく、警察との電話交渉に応じ、刑事のフランコにバスと飛行機を要求するのでした。
 
 実は彼らには、既に脱出計画が用意してありました。それは表玄関に警察を引きつけている間に、金庫室の地下に予め掘っておいた穴から脱出するというもの。ところが穴を確認していたガリシア人は、その中が折からの豪雨で浸水していることに気がつきます。なんとか潜ってみるものの、水流が激しくて脱出は不可能。やむなく戻ってきて、ウルグアイ人に報告しに行こうとするガリシア人に、サンドラが〝ソリアーノの貸金庫”の存在を耳打ちをします。ソリアーノとは、最近当局が捜査をしている政治家で、彼は多数の政治家の汚職の証拠が入ったハードディスクを、銀行の貸金庫に保管していたのでした。一方時を同じくして、病院にいるソリアーノの妻・マリナが、政府高官のフリオに連絡をとり、貸金庫のハードディスクの存在を打ち明けます。かくしてフリオの指揮の下、国家も本腰を挙げて、銀行強盗の排除に乗り出そうとするのでした・・・。
 
 完璧な計画だったはずの強盗事件が、天災によって頓挫し、絶体絶命の状況に追い込まれてしまった主人公達。そこへ政府関係者の陰謀も絡んできて、事態はさらに予期せぬ方向へと進んでいくのが印象的です。
 
 ただ強いていうと、悪い意味で華に欠けるというか、本当に強盗事件をただただ観ているようで、特段意表を突かれるようなストーリーではないのが難点でしょうか。
 
 とはいえ、ハラハラすることは必至ですので、気になった方は是非。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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