アサシン クリード | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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圧倒的な世界観。自由を守る孤高な戦い!!
 
2017年3月3日公開
監督:ジャスティン・カーゼル
出演:マイケル・ファスベンダー
マリオン・コティヤール 他
 
【賛否両論チェック】
賛:歴史の1ページに潜り込んだかのような、圧倒的なアクションスケールに息を飲む。自由意思のために孤高な戦いを続けるアサシン達の姿も痛快。
否:設定が難解なので、予習してから観た方がイイ。ツッコミどころも多数あり。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 人気ゲームの実写映画化です。最強の暗殺者の血を引く主人公が、中世と現代を行き来しながら秘宝を探します。主演はマイケル・ファスベンダー。
 
 1986年・スペイン。自転車で縦横無尽に駆け回る少年、カラム・リンチの姿がありました。ところが家へと帰ったカラムは、家の中の異様な雰囲気に気がつきます。恐る恐る足を踏み入れると、居間で母親が息絶えており、傍らには母を殺したのであろう、父・ジョセフが立ち尽くしているのでした。呆然とするカラムでしたが、すぐに表には謎の一団が車で乗りつけて来たため、ジョセフはカラムに
「逃げろ!!」
と叫び、カラムは言われるがままに屋根づたいに逃走します。これが彼が見た両親の最後の姿でした。
 
 それから月日は流れ、30年後。カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、アメリカの刑務所の独房にいました。ポン引きを殺害し、死刑を宣告されていた彼は、誕生日と同じ日に迎えた死刑執行のその日も、穏やかに過ごしていました。やがて神父や執行人がやって来ると、カラムは執行室へと連れていかれ、薬物投与による死刑が執行されるのでした。
 
 ところが翌日、ベッドの上で目を覚ましたカラム。そこはまたどこか別の施設のようで、傍らには1人の女性がいるのでした。自らを博士だと名乗ったその女性、ソフィア・リッキン(マリオン・コティヤール)は、カラムは社会的には亡くなったものとされていることや、ここが「アブスターゴ財団」が作った研究施設だということを明かします。そしてソフィアは、混乱するカラムを“アニムス”と呼ばれる装置のところへと連れていくと、他の研究員達に指示をし、起動させます。するとカラムの意識は、15世紀の暗殺者・アギラールの記憶へと飛ばされ、彼はそこで、テンプル騎士団が連れ去ったグラナダのスルタンの王子の奪還作戦を体感するのでした。
 
 実はアニムスは、DNAに記憶されている祖先の記憶を追体験することが出来る装置で、カラム・リンチはかつて自由意志のために戦った「アサシン教団」のアギラールの血を引く末裔でした。一方のアブスターゴ財団は、テンプル騎士団が創設した機関。今も世界を裏で牛耳っているテンプル騎士団は、人類同士の争いを終わらせるために、遺伝子操作によって人間の暴力性を取り除くことが出来るという“エデンの果実”を探し求めており、その最後の所有者とされているアギラールの記憶から、その行方を探ろうとしているのでした。かくしてカラムは、アニムスによって15世紀と現代を行き来しながら、エデンの果実の行方を探すことになるのでしたが・・・。
 
 さすがゲームが基になっているだけあって、その世界観はいびつではありますが圧巻です。特に中世のアサシン達のアクションシーンは、パルクールよろしく町中を縦横無尽に駆け巡る勇姿に、思わず息を飲むこと請け合いです。
 
 作品を通して描かれるのは、
「人々が真実に盲従するところには、心せよ。本当の真実はない。」
というセリフに代表されるように、暴力をなくす代償として自由な意思を奪おうとする驚異に対する、時代を越えたレジスタンスの戦いです。自由のために戦う孤高なアサシン達が、とてもカッコイイです。
 
 ただ、やや設定が分かりにくいというか、もう少し説明が欲しかった感はあります。なので、予め少し前知識を入れてから観ると、より楽しめるかと思います。
 
 圧倒的な世界観と共に描かれるアサシンの勇姿を、是非体感してみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ジャスティン・カーゼル・・・本作の監督です。最近の映画では、シェイクスピアを映画化した「マクベス」も監督されていますが、こちらでは本作にも出演されているマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールが、マクベスとマクベス夫人役で出演していらっしゃいますね。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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