スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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難解だが渋い。男達が織り成す重厚なサスペンス。
 
2017年2月25日公開
監督:アルベルト・ロドリゲス
出演:エドゥアルド・フェルナンデス
ホセ・コロナド 他
 
【賛否両論チェック】
賛:自らも危険にさらされながら、大仕事をやってのけるパコの姿が、渋くてカッコイイ。ラストで明らかになる真相も痛快。
否:非常に淡々と進むので、眠くなりそう。登場人物達の関係性や、やっていることも難解なので、よく分からないかも。
 
ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーンあり
アクションシーン・・・ほんの少しだけあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも
 
 
 スペインで実際に起きた巨額横領事件を描いた作品です。
 
 物語は、スペインの旅客機のパイロット・ヘススが、回想するナレーションで進みます。1996年、空港のロビーで再会した、ヘススと旧友のパコ・パエサ。ヘススはおもむろにカバンを取り出すと、中に入っていたというコインロッカーのカギを渡します。パコは引き換えに封筒に入った金を渡すと、2人は友情を確かめるかのように固く抱き合い、やがてパコは空港の外へと消えていくのでした。
 
 話は遡り、1980年代後半。パコ・パエサは政府系の秘密組織の、ゲリラ掃討作戦に加担していました。彼は発信器を付けた武器をゲリラに輸出し、その位置情報を秘密組織に流すことで、秘密組織はゲリラの摘発に成功します。ところがその直後、パコは政府の裏切りに遭い、ゲリラに武器を輸出したとして財産を差し押さえられてしまいます。やむなくパコは海外へと脱出し、妻と離れての国外生活を余儀なくされてしまうのでした。
 
 1990年代に入り、ようやく帰国が認められたパコ。しかしその直後、彼の下には沿岸治安警備総局長のルイス・ロルダンからの依頼が舞い込んできます。それは、ルイスがかつて政府から横領した15億ペセタという大金を、極秘に守るというもの。この依頼を引き受けることになったパコは早速、下請け・孫請け人を使い、ルイスの資産をパコに譲渡したように見せかけます。その後さらにその金を、世界中の銀行を経由させ、足取りがつかないようにするのでした。それと同時に、ルイスの身の安全をも確保する必要に迫られたパコは、ルイスを匿うための秘策を用意するのでしたが・・・。
 
 裏の実業家として名を馳せていたパコが、大物軍人の財産を守るという大仕事を、様々な困難を乗り越えながら成し遂げていく様子が、極めて淡々と描かれていきます。
 
 やっていることも、経済や金融の知識がないと、正直よく分からなくて、眠くなってしまうかも知れません。
 
 とはいうものの、ラストで明かされる真相は結構痛快で、上手くしてやられた感があります(笑)。気になった方は是非。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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