ペット 檻の中の乙女 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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予定調和から、予想だにしない展開へ。不気味な監禁の結末。
 
2017年2月25日公開
監督:カルロス・トレンス
出演:ドミニク・モナハン
クセニア・ソロ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:お決まりのストーリーにそぐわない数々の謎が次第に明らかになっていき、意外な方向へと進んでいくのが、斬新でハラハラさせられる。
否:内容が内容なので、人によっては観るのがキツいかも。グロシーンもかなりあり。
 
ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも
 
 
 偶然再会した女性を監禁したサイコパスの男が、予期せぬ方向へと導かれていくサスペンスです。
 
 物語の主人公は、動物保護センターで働く男・セス。毎日出勤すると、保護されている犬1匹1匹の名前を呼び、優しく世話をする等、その言動は穏やかそのものでした。そんな彼はある日の帰りがけのバスの中で、高校時代の1学年下の女性・ホリーの姿を見かけます。彼女は何やら、一心不乱にメモ帳に日記をつけている様子。しばらくためらった後、セスは意を決してホリーに声をかけるのでした。しかしあいにく、高校時代から人気者だったホリーは、セスのことなど覚えてはおらず、会話はぎこちないものに。なんとかお茶の約束を取り付けたいセスでしたが、ホリーはすぐに降りてしまうのでした。
 
 いてもたってもいられなくなったセスは、インターネットでホリーを探し、SNSから現在の彼女の情報を調べ上げます。どうやらホリーは現在、レストランで従業員として働いているらしく、セスは時間をかけて彼女に声をかける練習を重ね、ようやく彼女の勤め先のレストランへと向かいます。ところがいざ入店して声をかけてみると、ホリーの方はバスでの出来事すら覚えてはいない様子。がく然としながらも、ホリーの好きなアーティストのライブに誘おうとするセスでしたが、ホリーの方は引き気味で、
「恋人がいるんです。」
と断られてしまうのでした。
 
 それでも諦められないセスは、仕事終わりのホリーの後を尾行し、彼女が親友のクレアと暮らしていることを突き止めます。それからしばらく経ったある日、ホリーのレストランに大きなバラの花束が贈られてくるのでした。てっきりケンカ別れした恋人・エリックの仕業だと思ったホリーは、エリックが営むバーへと出かけ、事の次第を問いつめようとしますが、エリックは当然面食らうばかり。らちが明かず、店の外へタバコを吸いに出たホリーに、
「バラの感想は?」
と声をかけてきたのは、あのセスでした。ホリーは嫌悪感を露わにして店内へと戻ろうとし、セスともみ合いになったため、気づいたエリックがセスを殴り飛ばしてしまいます。そのまま店から放り出されたセスでしたが、散らばっていたホリーの荷物の中から、例のメモ帳を拝借することに成功するのでした。
 
 時を同じくして、セスは動物保護センターの奥に、今は使われていない地下室があることを知ります。その後も執拗にホリーの尾行を続けたセスは、とうとう監禁を決意。仕事の合間に地下室を改造し、麻酔薬も盗んだ彼はある夜、遂にホリーの家へと侵入し、寝ていた彼女を眠らせて連れ去ってしまうのでしたが…。
 
 サイコパスの男が、思い通りにならない意中の女性を監禁するという、ここまではよくある展開ですが、ここから事態は思いもよらぬ方向へと進んでいきます。
 
 監禁の目的を“救い”と豪語するセスの真意とは?ホリーが抱えるとある“秘密”とは?そしてホリーはどうやってこの危機を脱していくのか?全ての謎が繋がった時、驚愕のラストが訪れます。
 
 グロシーンもかなり多めなので、苦手な人でなければ、是非オススメです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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