セル | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

よく分からないが恐ろしい。携帯依存社会の崩壊。
 
2017年2月17日公開
監督:トッド・ウィリアムズ
出演:ジョン・キューザック
サミュエル・L・ジャクソン 他
 
【賛否両論チェック】
賛:携帯電話がきっかけとなり、人々が徐々に凶暴化していく中で、家族を救うために生き抜こうとする主人公の姿が切ない。
否:最終的な謎解きはされないようなものなので、よく分からない感が半端ない。急に驚かせる演出もあるので、ホラーが苦手な人には向かない。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり
 
 
 突如として、携帯電話で通話をしていた人々が凶暴化した社会で、生き残ろうとする主人公達を描きます。主演はジョン・キューザック。
 
 主人公はコミック作家のクレイ(ジョン・キューザック)。商談を終え、空港へと降り立った彼は、携帯電話で別居中の妻・シャロンへと電話をかけます。幼い息子のジョニーにも代わってもらい、何気ない会話をしていましたが、充電がなくなってしまい、通話が切れてしまいます。周りを見回しますが、あいにくコンセントは同じように携帯を充電している人で、全て埋まっていました。
 
 やむなく公衆電話でかけ直すクレイでしたが、途中で小銭が切れ、通話が切れた直後、クレイは周囲の異変に気がつきます。携帯を使っていた多くの人々が、急に泡を吹いて痙攣を始めたかと思うと、すぐに凶暴化し、周りの人を襲い出したのでした。巻き込まれながらも、包丁を手に襲って来たコックを倒したクレイは、警察へ通報しようと携帯をかけた女性が、目の前で同じ症状を起こすのを見て、原因が携帯での通話だととっさに気づきます。
 
 その後、混乱の中を地下鉄の駅へと逃げてきたクレイは、車両に籠城している人々と合流します。彼らの大半はその場で救助を待つと主張しますが、クレイは車掌のトム(サミュエル・L・ジャクソン)とDJをしているという若者・マイクと共に、徒歩で鉄道の出口を目指すことに。ところが出口の手前で、おかしくなった人々の集団に襲われてしまい、マイクは命を落としてしまいます。なんとか外へと逃げ延びたクレイとトムでしたが、町は既に崩壊状態になっていました。それでもクレイは、トムを連れて自宅へと戻ると、1つ上の階に住む少女・アリスとも合流し、2人と一緒にシャロン達が住む町を目指すのでしたが・・・。
 
 人々が世界規模で凶暴化する映画といえば、「バイオハザード」シリーズを始め、最近では「レジデント」や「ヴァイラル」等、古今東西沢山ありますが、本作では“携帯電話での通話”という、非常に警鐘的な意味合いが深いツールが発端となるのが印象的です。
 
 やがて凶暴化する人々が増え、治安も都市機能も崩壊した社会で、それでも愛する家族を見つけるために生き延びようとする主人公の姿が、恐ろしさの中にも切なさを感じさせます。
 
 ラストも結構難解で、よく分からないといってしまえばそれまでですが、パニック映画好きには、観ておいて損はない作品かも知れません。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ジョン・キューザック・・・本作の主演です。割とサスペンス系の映画でよく見かける方で、最近では「グランドピアノ 狙われた黒鍵」「ミッシング・デイ」での悪役や、「コレクター」「殺しのナンバー」等での主演が有名なところです。他にも「ドラゴン・ブレイド」や「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」、そして「大統領の執事の涙」等にも出演されています。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
<「映画の通信簿2016」近日発売!!>