もっと猟奇的な彼女 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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一風変わった内助の功。沢山笑って泣ける、極上ラブコメディ!!
 
2017年2月18日公開
監督:チョ・グンシク
出演:チャ・テヒョン
ビクトリア
藤井美菜 他
 
【賛否両論チェック】
賛:予備知識は不要。実は猟奇的だった初恋の人との運命の再会を果たした主人公が、彼女の尻に敷かれつつも男として少し成長していく姿が、おかしくもどこか微笑ましい。そんな主人公を変わらずに支え続ける彼女の本当の想いにも、思わずホロッとさせられる。
否:展開はかなりご都合主義的で、出来過ぎ感があるか。
 
ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・基本的にはなし
 
 
 あの「猟奇的な彼女」の続編です。ダメダメな主人公が、今回は幼少期の初恋の人との再会を果たします。
 
 主人公・キョヌ(チャ・テヒョン)が前作で知り合った“彼女”は、彼に「色即是空」という言葉を残すと、なんと出家してしまいました。その言葉が、「この世の全ては虚しいものだ」という意味だと聞かされたキョヌは、すっかり落ち込んでしまいます。それから数年が経ち、周りの友人達は恋愛や仕事に打ち込んでいましたが、キョヌは塞ぎ込むばかりで、無職の日々が続いていました。
 
 そんなある日の夜、電車の中で酔い潰れていたキョヌの財布を、スリの一団が奪ってしまいます。ところがその直後、近くにいた女性が一団に飛びかかり、全員を倒してしまうのでした。何も気づかないまま、翌朝駅前のベンチで目覚めたキョヌは、盲腸で入院している母親に電話でどやされ、渋々見舞いへと向かうことに。その帰り道、病室から出て廊下を歩いていたキョヌに、1人の車イスの女性が
「背中をかいてくれない?」
と中国語で話しかけてきます。言葉は分かりませんでしたが、なんとか背中をかいてあげたキョヌ。立ち去ろうとする彼の後ろ姿に、女性は
「ありがとう、ちび太!」
と声をかけます。その言葉を聞いたキョヌが振り返ると、既に女性の姿はなく、車イスだけがポツンと放置されていました。しかし女性の正体に心当たりがあったキョヌは、必死に女性の後を追い、ロビーにいた彼女に声をかけるのでした。
 
 実はその“彼女(ビクトリア)”は、キョヌの小学6年生の時の同級生。ちょっと変わっていて友達が出来なかった彼女と、イジメられっ子だったキョヌは不思議と馬が合い、仲良しに。そのせいで彼女もイジメに遭ってしまいますが、彼女は逆にイジメっ子達に向かっていき、やっつけてしまったのでした。その後、子供ながらに親密になっていった2人は、やがて将来を約束する仲に。彼女はキョヌに、
「将来お婿さんになってね!!」
と告げるのでした。しかしその直後、彼女は急な転校で去ってしまい、それきりになってしまっていました。
 
 勤めている劇団の公演で、久しぶりに韓国へと戻ってきたという彼女。キョヌはすぐに惹かれていきますが、彼女が結婚するという報告を聞き、落胆します。それでも彼女のために、張り切って名所を案内しますが、何故か最後は丘の上のベンチで野宿をすることになってしまいます。すると翌朝、そんなキョヌに彼女は微笑むと、
「結婚はあなたとよ!!約束したでしょ!!」
と衝撃の告白。かくして2人の、ドタバタな結婚生活が始まるのでしたが・・・。
 
 前作の知識は不要です。今回は主人公が幼い頃に相思相愛だった初恋の人と再会して、晴れて結婚することになり、そこから巻き起こるドタバタ劇の連続に、思わず笑ってしまいます。
 
 普段は(割と)優しくて気立てもよくて献身的、けれど一旦火が点くと(いろんな意味で)止められない〝彼女”。そんな彼女と主人公・キョヌが、時にケンカし時に道に迷いながらも、少しずつお互いの本当に気持ちを理解し合っていく様に、思わず感動させられます。ラストはやや出来過ぎ感があると分かっていても、それでもジーンと来るからステキです(笑)。
 
 気になるようなラブシーンもありませんので、デートで沢山笑ってホロッと泣ける、そんな作品といえそうです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※藤井美菜さん・・・本作では、主人公に好意を抱くユウコ役。最近の映画では、他人を操れる男と唯一操れない男との戦いを描いた「MONSTERZ」での刑事役や、イマドキ女子達が正義のヒーローになる「女子ーズ」でのブルー役、そして「デスノート Light up the NEW world」でのデスノート対策室の刑事役等が有名なところです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>
 
 
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