バイオレンス・マックス | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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父は強し。息子のために暴走し続ける、破天荒な父の奮闘劇!!
 
2017年2月18日公開
監督:アラン・デロシェール
出演:ギョーム・ルメ=ティヴィエルジュ
マドレンヌ・ペロキャン 他
 
【賛否両論チェック】
賛:息子のために孤軍奮闘する主人公の姿が、圧巻でカッコイイ。身体能力の高いアクションの連続にも驚かされる。
否:展開はかなり強引で、設定に無理もありそう。グロシーンもあり。
 
ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも
 
 
 服役中だった主人公が、息子を助けるために脱獄し、犯罪に手を染めるサスペンスアクションです。
 
 始まりは白昼の屋上で開かれていた、とあるダンスパーティーでした。若者達で賑わう中、数組の若者達が、薬物と思われる錠剤を口に含みます。その後しばらくすると、その中の1人が屋上の柵を乗り越え、へりに腰かけると、次の瞬間何のためらいもなく飛び降りてしまいます。すると他の若者達も、後を追うように柵を越え、次々に飛び降りてしまうのでした。
 
 ところ変わって、とある刑務所。主人公のマックスは、かつて心臓の病気だった妻・アリスのために、違法な臓器売買で買った心臓の移植をさせたものの、結局アリスは助からず、自身も服役を余儀なくされていました。父親は頻繁に面会に訪れては、読書のための本を差し入れてくれていましたが、一人息子のテオはマックスを恨んでおり、全く顔を見せないでいました。
 
 そんなある日のこと、マックスは看守のリーヴに連れられ、警察の高官の面会を受けます。高官の女性はマックスに、最近インターネットの不正アクセス容疑で逮捕した、“弁護士”という通り名で知られているマフィアのことを話します。実はかつてマックスが臓器を買ったのも、この弁護士を通してでしたが、高官いわく彼の本業は臓器売買でもネット絡みでもなく、“ニトロラッシュ”と呼ばれる強力な薬物の製造と販売だとのこと。高官は収監中の弁護士から情報を聞き出すようにマックスに要求しますが、マックスはこれを固辞。しかし高官から、テオが現在弁護士の下でハッカーとして働いているということを知らされ、息子を助けるために、やむなく協力することになるのでした。
 
 数日後、看守達が見て見ぬふりをする中で、マックスはシャワールームにいた弁護士を襲撃。手下2人と壮絶な死闘を演じた後に、全員を叩きのめしますが、肝心の弁護士は全く口を割らないため、マックスは自力でテオを救おうと、脱獄を決意。手はず通りにやってきたリーヴにナイフを突きつけ、そのまま脱獄することに成功してしまうのでした。厳戒態勢が敷かれる中、父親の下へ身を寄せるマックス。翌朝になると、マックスは父親の車を貸してもらい、弁護士の事務所があった場所へ。そこでは弁護士に代わり、彼の恋人・ダフネが部下達を動かしており、その中にはテオの姿もありました。なんとか屋敷へ忍び込んだマックスでしたが、彼の姿を見たテオは声を荒らげ、怒りを露にします。困惑するマックスに対し、ダフネは
「弁護士だけが知るニトロラッシュの製造方法を奪う。自分達と手を組まないか?」
と提案。かくしてマックスはテオと共に、ニトロラッシュの調合を担っている2人のサイコパス・通称“化学者”達の居所を突き止め、調合データを奪う計画に加わることになるのでしたが・・・。
 
 設定や展開は割とムチャクチャですが、たった1人の息子を守るために、脱獄や犯罪計画への潜入もいとわない父親の姿が、メチャクチャカッコイイです。物語が進むにつれ、最初はギクシャクするばかりだった親子の関係が、少しずつ変化していくのも印象的です。
 
 アクションも圧巻で、身体能力を駆使した華麗なアクションが繰り広げられ、観ていて圧倒されてしまいます。
 
 “親子の絆の修復”という、ありふれたテーマではありますが、二転三転する戦いの行方を是非ご覧になってみて下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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