黒執事 Book of the Atlantic | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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予備知識は必須。怪しくも哀しい絆の物語。
 
2017年1月21日公開
監督:阿部記之
出演(声):小野大輔・坂本真綾・田村ゆかり 他
 
【賛否両論チェック】
賛:13歳の伯爵と執事の悪魔が、死をも超越しようとした人間の末路と対峙し、その危機を共に乗り越えていく様が印象的。シリアス一辺倒でなく、コミカルなシーンがあるのも楽しい。
否:予備知識がないと、よく分からないまま終わってしまいそう。グロシーンもかなりあり。
 
ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも
 
 
 人気コミックのアニメ映画化・最新作です。〝死者蘇生”の噂を耳にした主人公達が、秘密結社の巣食う豪華客船へと乗り込んでいきます。
 
 物語の舞台は19世紀。〝女王の番犬”として、裏社会の仕事を請け負う13歳の伯爵、シエル・ファントムハイヴ(声:坂本真綾)と、その忠実な執事であるセバスチャン・ミカエリス(声:小野大輔)。ある日のこと、彼らは〝アウローラ学会”の医師であるリアン・ストーカー(声:石川界人)が、死者を蘇生させているという噂を耳にします。アウローラ学会には、密かに大量の奴隷を購入しているという話もあり、シエル達は事の真偽を確かめるべく、アウローラ学会の会合が開かれるという豪華客船「カンパニア号」へと乗り込むことにするのでした。
 
 ところがいざ出航を迎えると、船にはシエルの許嫁で従兄弟でもあるエリザベス・ミッドフォード(声:田村ゆかり)の一家の姿もあり、シエルは困惑します。一方船の2等船室には、死神であるロナルド・ノックス(声:KENN)が乗り込んでいましたが、彼は当分仕事(死にゆく人間の魂の回収)をする予定がないらしく、他の乗客達とビールを飲み続けているのでした。
 
 その後船内の一角で、アウローラ学会の会合場所を見つけたシエルとセバスチャンは、なんとも恥ずかしい合言葉を無事にこなし、潜入することに成功します。そこでリアン・ストーカーが見せたのは、死んだ女性の身体に電流を流し、蘇生させるというものでした。ところがその直後、蘇った女性の遺体が、抱きしめた母親に突然噛みつき、喰い殺してしまいます。悲鳴を上げて逃げ惑う人々の合間を縫って、ロナルドが女性を倒しますが、遺体はその女性だけではなく、船底におびただしい数が運び込まれていたため、すぐに船内は阿鼻叫喚の地獄絵図へと変わってしまうのでした・・・。
 
 殺された家族の復讐を誓い、孤独な戦いを続ける13歳の伯爵と、そんな彼と契約を交わし、執事として忠実に仕える悪魔。そんな2人が今回対峙するのは、医療の究極の行き着く先として、“死”をも克服しようとした科学者が生んだ、アンデッド。豪華客船を舞台に、ゾンビ映画さながらのアクションが繰り広げられます。
 
 設定や登場人物等が特殊なので、予備知識は必要不可欠です。そしてかなりのグロシーンもありますので、ご注意を。
 
 とはいえ、結構コミカルな部分も楽しめますので、恐ろしくも哀しい命の絆の物語を、是非ご堪能下さい。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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