相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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王道のサスペンスで語られる、戦争の悲劇。
 
2017年2月11日公開
監督:橋本一
出演:水谷豊・反町隆史・仲間由紀恵 他
 
【賛否両論チェック】
賛:シリーズの知識は不要。テロの脅威に対し、独自の視点から切り込んでいく主人公達の姿が、非常に痛快。変わらない戦争の悲惨さに言及しているのも印象的。
否:展開はやや都合がよすぎるか。動機も少し説得力に欠ける感も。
 
ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーンが多数あり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも
 
 
 人気刑事ドラマの映画化・第4弾です。特命係が未曽有のテロ事件に挑みます。主演は水谷豊さんと反町隆史さん。
 
 始まりは駐英大使館でした。かくれんぼなのか、1人の少女がクローゼットの中へと隠れます。やがて時が経ち、外へ出てきた少女は、屋敷中の人間が事切れているのを見て驚きます。その中には彼女の父親もおり、少女は叫び声を上げて逃げ惑うのでした。
 
 それから7年後の現在。深夜の埠頭を逃げる外国人・モリス(ダンテ・カーヴァー)の姿がありました。追ってくるバイクをなんとかやり過ごすと、タブレットを見ながら電話をかけるモリス。電話の先は、警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の車に乗っている、マーク・リュウ(鹿賀丈史)でした。モリスは自身の居場所を告げると同時に、
「“天谷克則”という男を調べてくれ。」
と報告します。ところが次の瞬間、モリスの頭には銃口が突きつけられ、そのまま射殺されてしまうのでした。直後に右京達が到着するも一足遅く、犯人には逃げられてしまいます。
 
 モリスは現役の国連犯罪情報事務局の局員で、退職した元上司のリュウのために、“レイヴン”という名のテロリストをリーダーとする組織〝バーズ”を追っていたとのこと。そして右京と冠城は、総務部広報課の課長・社(仲間由紀恵)の頼みで、リュウの日本での警護役をしているところでした。
 
 その翌日、少し前にタイで起きたテロ事件の邦人犠牲者の遺体が、一時行方不明となるという事件が発生したため、冠城はその捜査へと向かい、右京はリュウと共に、横浜で昼食をとることに。冠城の方は、既に所轄が遺体を発見していたために事なきを得ますが、右京の方では事件が発生。昼食中に、リュウを始め周りの多くの人々が、突然苦しみ始めたのでした。幸いにも死者はおらず、社は集団食中毒と毒物混入の両面からの発表を指示しますが、その直後、部下が血相を変えて飛び込んできます。それによると、外務省のホームページがハッキングされ、バーズによる犯行声明動画がアップされているとのこと。報告を受け、右京と冠城もホームページを確認。そこに映っていたのは、7年前に駐英大使館での事件の生き残りで、事件直後にバーズによって誘拐されたはずの少女・鷺沢瑛里佳(山口まゆ)でした・・・。
 
 7年前の大使館員殺害事件と、少女誘拐事件に端を発したテロ事件に、右京と冠城の切れ者コンビが泰然自若の姿勢で立ち向かう様が、非常に痛快でカッコイイです。
 
 そして次第に明らかになっていく真実には、古くは太平洋戦争から現代のテロとの戦争まで、罪のない命が切り捨てられ、散らされていく哀しい現実が突きつけられるようで、なんだかとても切ない気持ちになります。
 
 往年のファンの方は勿論、シリーズを知らない方にも、是非オススメのサスペンスです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ダンテ・カーヴァーさん・・・本作では、殺害される国連犯罪情報事務局員・モリス役。某CMで超有名な方ですが(笑)、最近の映画では妻夫木聡さん主演の「感染列島」等にも出演していらっしゃいます。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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