ホームレス ニューヨークと寝た男 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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こんな生き方があってもいい。華麗な世界における異端児の姿。
 
2017年1月28日公開
監督:トーマス・ビルテンゾーン
出演:マーク・レイ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:ファッション界で華やかな生活を送りながら、一方で実はホームレス生活を送るという、破天荒な生き方をしているカメラマンの姿が淡々と描かれ、思わず興味をそそられる。
否:1人の男性に密着するだけの作品なので、展開という展開もなく、見方によっては非常に退屈してしまいそう。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 
 
 華やかな生活とは裏腹に、ホームレス生活を送っているカメラマンに密着したドキュメンタリーです。
 
 52歳のカメラマン、マーク・レイ。気品溢れる服装で、ストリートやファッションショーで写真を撮り続け、カフェやレストランで編集。たまにジムで汗を流し、夜は仲間達と酒を酌み交わす、彼はどこから見ても生粋のニューヨーカーでした。しかし実は彼には住む家も家族もなく、友人のアパートの屋上で、密かに寝泊まりをしているのでした。
 
 アパートの建物の間に張ったビニールの中で夜を過ごし、朝になると公園でシャワーやヒゲソリをすませ、街へと繰り出していきます。仕事に必要なカメラやパソコンはコインロッカーで管理し、帰宅は深夜になってから、こっそりと屋上へと帰る毎日。元々はモデルで、現在もエキストラで俳優もこなしているマーク。カメラはそんな彼に2年間密着し、その一風変わったホームレス生活を取材し続けるのでした・・・。
 
 ファッション業界という華麗な世界の片隅にいながらにして、一方では必要最小限の荷物だけを持ち、ホームレス生活を送っているという、非常に類まれな生き方をしているマーク・レイさんの姿が、とても興味を惹かれます。
 
 ただここで重要なのは、彼自身も決してその生活を望んではいないという点だと思います。やむにやまれぬ中での決断だという内容に、思わず考えさせられるものがあります。
 
 取り立てて可も不可もない作品ではありますので、ドキュメンタリーが苦にならなくて、気になった方は是非。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>D
 
 
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