ゾンビ・サファリパーク | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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斬新な設定に、お約束の展開。人間の本性が垣間見えるゾンビ映画!!
 
2017年1月28日公開
監督:スティーブ・バーカー
出演:ダグレイ・スコット
ジェシカ・デ・ゴウ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:急に驚かせる描写は少なめなので、苦手でも観られそう。人間の持つ残虐性について、改めて考えさせられる内容も。
否:設定はかなり無理やりで、ストーリーもお約束。グロシーンも当然多数あり。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり
 
 
 ゾンビ狩りが出来るテーマパークを舞台に、惨劇の幕が上がります。
 
 物語の舞台は、感染するとゾンビと化してしまうウィルスがまん延し、20億人が犠牲となった大戦から7年後、人類が復興を遂げた後の世界。とある島で、ゾンビの生き残りの存在が確認され、「リゾート社」が開拓を進め、島は“リゾート”と呼ばれるテーマパークに。そこでは人々が安全な環境の中で、ゾンビハンティングを楽しむことが出来、今や島は世界有数の人気スポットになっているのでした。
 
 主人公のメラニー・ホブスは、7年前の大戦で父親を亡くし、今もその心の傷から立ち直ることが出来ずに、カウンセリングに通っていました。そんな時に勧められたのが、リゾートでの療養でした。メラニーは恋人のルイスとも相談し、決して安くはない旅行代を奮発して、一路リゾートへと向かうことに。島へのボートを待つラウンジには2人のほかにも、お金持ちの若手投資家達のグループを始め、婚約相手から逃げられたという女性・セイディや、ゲームオタクのジャックとアルフィー、そして謎の男・アーチャーと、様々な顔ぶれが揃っていました。そんなラウンジの窓の外にも、大戦による難民達のキャンプが溢れており、メラニーは改めて戦争の爪痕の深さを実感するのでした。
 
 島へと到着すると、メラニー達は早速“オリエンテーション”として、射撃の練習をさせられます。その夜、プールサイドで開かれたパーティーには、CEOのヴァレリー・ウィルトンも鎖に繋がれたゾンビと共に挨拶に訪れ、参加者からの喝采を浴びるのでした。そんなパーティーの最中、片隅に1人でいたアーチャーは、こそこそと司令部へと忍び込むセイディの姿に気づいていました。当のセイディはというと、司令部のコンピューターにUSBを差し込むと、何かのコードを入力した後、幾つかのデータをダウンロードし、立ち去っていくのでした。
 
 こうして迎えた翌日、ジープに分乗した参加者達は、ゾンビ狩りへと出発します。一方司令部では、コンピューター上のいくつかのプログラムにエラーが起きていましたが、担当者はヴァレリーにどやされるのを恐れて報告をせず、密かに修復を試みていました。しかしプログラムは回復せず、やがてダウンしてしまうのでした・・・。
 
 雰囲気はまさにB級感が満載ですが、“ゾンビのサファリパーク”という面白い設定と、絵に描いたようなお約束のストーリーが相まって、観ていてハラハラさせられます。
 
 そして後半では、サファリパークの恐るべき実態も明らかになり、人間の持つ残酷さが浮き彫りになります。“ゾンビもかつては人間”という当たり前のことに、改めて考えさせられますね。
 
 ゾンビ映画特有の、急に驚かせるようなシーンもありますが、他の作品に比べるとかなりソフトに作られているので、苦手な人でも観られそうです。気になった方は是非。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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