ファウンド | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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おぞましすぎるの一言。どこか奇妙な兄弟の、不気味すぎる絆。
 
2017年1月10日公開
監督:スコット・シャーマー
出演:ギャビン・ブラウン
イーサン・フィルベック 他
 
【賛否両論チェック】
賛:おぞましい凶行に走る兄と、惹かれていく弟の姿が、平凡すぎる毎日の中に忽然と描かれる様子に、観ていてハラハラさせられる。
否:苦手な人が見るとヘドが出そうなくらいのグロシーンがあるので、観る際は要注意。
 
ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・かなりハードなものがあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 “兄が押し入れに生首を隠している”という主人公が辿る、恐ろしい出来事を描きます。
 
 主人公はホラー映画好きの小学生・マーティ。彼には、父親に反抗してばかりの高校生の兄・スティーヴがいましたが、マーティはそんなスティーヴの恐ろしい秘密を知っていました。それは彼が自分の部屋の押し入れに、カバンに入った“生首”を隠しているということ。しかしホラー好きのマーティは、それを知っていても通報することもなく、スティーヴの留守中にこっそりその生首を取り出しては、眺めるのが日課となっていました。生首は時々違うものに変わっており、大体は黒人の女性でしたが、たまに白人の男性のこともあるのでした。
 
 そんなマーティは、学校ではイジメられっ子でしたが、唯一の友達であるデイビッドと、よく近所の鉄道博物館に潜り込んでは、ダークヒーローモノのマンガを描いて遊んでいました。そんなある日のこと、学校でトイレに入っていたマーティは、マーカスとその取り巻きにからかわれますが、弱虫な彼は、
「ホモ野郎!!」
と叫ぶのが精一杯。結局怒ったマーカスに殴られてしまい、騒ぎに気づいた先生が慌てて止めに入ります。その後、マーカスは2週間の居残りを命じられ、マーティは母親の車で早退することになるのでした。
 
 その日、まだスティーヴが帰ってきていなかったため、マーティはこっそり部屋に入ると、音楽を大音量でかけながら、かかっていたガスマスクをつけていました。ところがそこへスティーヴが帰ってきてしまい、マーティは
「勝手に部屋に入るな!!」
と言われてしまいます。感極まったマーティは、学校であったマーカスの一件をスティーヴに話すのでした。
 
 数日後、マーティはスティーヴの部屋で見つけたスプラッター映画「HEADLESS」のビデオを、デイビッドと一緒に観ることにします。ところが劇中、被害者を容赦なく切り刻み、死体を弄ぶ犯人の姿がスティーヴと重なって見え、思わず震えてしまったマーティは、デイビッドから
「怖がりかよ。やっぱりマーカスの言う通り、タマは小さいな。」
と笑われてしまいます。怒ったマーティは、スティーヴの部屋から例の生首が入ったバッグをとってきて、中身を見せます。なんとその中身は、マーカスの生首に変わっていたのでした・・・。
 
 一言でいうなら、まさに「おぞましい」内容です。自室に生首を隠す兄と、そんな兄にどこか惹かれていく弟。2人の奇妙な絆が白日の下にさらされる時、最悪のラストが訪れます。
 
 描写もかなりキツいです。劇中映画の「HEADLESS」なんかは、思わず目を背けたくなるほどグロいので、要注意です。
 
 スプラッターに耐性のある方なら、怖いもの観たさにご覧になるのもイイかと思います。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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