NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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無謀な挑戦に挑む、1人の少女の成長劇!!
 
2017年1月6日公開
監督:ヘンリー・ジュースト
アリエル・シュルマン
出演:エマ・ロバーツ
デイブ・フランコ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:内気で引っ込み思案な自分を変えるべく、危険なゲームへと挑んでいく主人公が、次第に成長していく様が痛快。匿名性に埋もれる群衆心理への批判もあり。
否:そもそものゲームのルールにやや難があったり、展開がかなり強引でご都合主義だったり等、ツッコミ出すとキリがない。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・ほんの少しだけあり
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・基本的にはなし
 
 
 オンラインゲーム上で出される課題をクリアすると、賞金がもらえるという、危険なゲームに挑む若者達を描いた作品です。
 
 ニューヨーク湾内にあるスタテン島に暮らす主人公の少女・ヴィーナス(エマ・ロバーツ)。内気で控えめな彼女は、地元の大学へ自宅から通うことを母親のナンシー(ジュリエット・ルイス)から決められてしまい、カリフォルニア大学の合格通知が来たことも打ち明けられずにいました。そんな彼女には、ずっと片想いをしているアメフト部の青年・JPがおり、その日も試合の写真を撮っていましたが、その時突然、友人でチアリーダーのシドニー(エミリー・ミード)が、スタンドにいたリヴィに撮影中の携帯電話を持たせたかと思うと、フィールドでお尻を見せたのでした。突然のことにスタンドは騒然としますが、当のシドニーは大喜びをするのでした。
 
 実はシドニーが行っていたのは、インターネット上で話題となっている「ナーヴ」というサイトのチャレンジでした。ログインした者は、“挑戦者”か“視聴者”かを選び、挑戦者は参加者が提案する課題をクリア出来れば賞金がもらえるという、このナーヴ。試合の後、シドニー達とカフェにいたヴィーナスは、シドニーやリヴィから挑戦者としての参加をすすめられますが、引っ込み思案な彼女はこれを固辞。するとシドニーは、そんなヴィーナスを焚きつけるかのように、近くの席にいたJP達の下へ向かうと、
「あんたって彼女いるの?私の友達が知りたがってるんだけど。」
と、直球で質問をぶつけます。しかしJPは遠目からヴィーナスを見ると、
「ゴメン、俺のタイプじゃない。」
と一蹴。傷ついたヴィーナスは、店を飛び出してしまうのでした。
 
 悔しさを抑えきれないヴィーナスは、ナーヴへの参加を決意。最初の課題は、
「知らない男性と5秒間キスする。」
というものでした。男友達のトミー(マイルズ・ハイザー)に付き添ってもらいながら、レストランで本を読んでいた青年に話しかけると、タイミングを見計らってキスをすることに成功します。ところが席を離れた直後、今度は青年の方が立ち上がると、店内を闊歩しながらヴィーナスへの愛を歌い上げたのでした。実はこの青年・イアン(デイブ・フランコ)もまたナーヴの参加者で、課題をクリアしたところ。こうして、ひょんなことから行動を共にすることになったヴィーナスとイアンは、協力し合いながら次々と課題をクリアしていきます。しかし一方で、課題は段々とエスカレートしていくのでした・・・。
 
 雰囲気としては、「13の選択」をもう少しソフトにした感じでしょうか。
「自分を変えたい・・・」
という想いから、非日常的なチャレンジゲームに飛び込んでいった少女が、ゲームに情熱をかける青年との出逢いを通して、少しずつその人柄までも変えていく姿が、観ていて痛快でステキです。
 
 ただ同時に、インターネットの匿名性を良いことに、大衆の中に埋もれ、理不尽で身勝手な要求ばかりを突きつける群衆心理への痛烈な風刺も、しっかりと盛り込まれています。
 
 設定や展開等、ツッコミどころは多々ありますが、純粋に主人公の活躍にハラハラさせられたい、そんな作品です。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※デイブ・フランコ・・・本作では、どこか掴めない青年・イアン役。あのジェームズ・フランコの弟さんで、最近の映画では「グランド・イリュージョン」で、“フォー・ホースメン”の裏方として出演していらっしゃいます。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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