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ミクロな視点で家族愛を描く、一風変わったゾンビ映画。
 
2017年1月14日公開
監督:ボー・ミケルセン
出演:ミレ・ディーネセン
トロールス・リュービュー 他
 
【賛否両論チェック】
賛:ゾンビウィルスが蔓延した世界のリアルな展開が、主人公達のミクロな視点で描かれるのが興味を惹かれる。
否:ゾンビ映画にしては、静かすぎる展開なのが気になるところ。急に驚かせるシーンもあり、苦手な人には向かない。
 
ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり
 
 
 デンマークの静かな町で、突如まん延したゾンビウィルスと、事態を隠蔽しようとする政府の実態を描きます。
 
 物語の舞台はデンマークの田舎町。高校生のグスタフは、向かいの家に引っ越してきた少女・ソニアに一目惚れをしていました。ある日のこと、家族で出掛けた町のパーティーで、グスタフは近所に住む老婆から、
「夫が息をしていない!!」
と助けを求められます。聞きつけたグスタフの父・ディノと、その友人のキャスパーが老婆の家へと向かいますが、家には誰もおらず、ディノは
「勘違いだろう。」
と片付けるのでした。
 
 折しもその近所では、謎の感染症が広がりを見せており、テレビでも注意を呼びかけているところでした。そんな喧騒をよそに、グスタフはソニアに声をかけ、2人で近所の森へと遊びに出かけます。ところがそこで2人は、何かに喰い殺された野性動物を発見するのでした。やがて感染症が深刻になると、グスタフの町一帯は外出禁止となり、外には武装した国防軍の兵士達が行き交うようになります。自由に出歩くこともままならず、家々は兵士達によってシートで覆われ、グスタフ達は外で何が起きているかも分からないようにされてしまうのでした。
 
 納得がいかないグスタフは真相を確かめるべく、夜中に1人で抜け出して、避難所に指定されている学校へと向かいます。そこで彼は、避難してきた人々が密かに射殺されている実態を目撃してしまいます。慌てて家へと戻り、ディノ達に警告するグスタフでしたが、事態は既に深刻化しており、外には感染症によってゾンビと化した人々が溢れかえっているのでした・・・。
 
 実際にゾンビウィルスが蔓延したら、こうなるかも知れません。そんなリアルなストーリーが、数組の家族というミクロな視点で描かれていくのが印象的です。
 
 肝心なことを隠ぺいし、事態にフタをすることで終息を図ろうとする政府のやり方に気づき、自力で脱出しようと試みる姿が、勇ましくもどこか虚しさを感じさせる展開になっています。
 
 グロシーンも少しありますが、ゾンビ映画好き以外にもオススメの作品です。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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