ヒトラー最後の代理人 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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映画としては退屈。けれど見逃せない、戦争の悲惨さ。
 
2017年1月7日公開
監督:エレズ・ペリー
出演:ロマナス・フアマン
マチ・マルチェウスキ 他
 
【賛否両論チェック】
賛:実体験から語られる痛ましい収容所の真実に、思わず背筋が凍るよう。戦争の悲惨さを痛感させられる。
否:物語はほぼ対話だけなので、興味があっても思わず退屈してしまいそう。
 
ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・暴力シーン等あり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし
 
 
 アウシュビッツ強制収容所の所長を務め、第二次大戦後に処刑されたルドルフ・フェルディナンド・ヘスの自叙伝を基にした作品です。
 
 物語の舞台は、1946年のポーランド。主人公の判事・アルバートは、上司からクラクスの収容所へと行くように命じられます、任務は、滞っているルドルフ・フェルディナンド・ヘスの尋問を行うこと。アルバートは早速現地へと向かうと、取調室の準備を整えるのでした。
 
 いざ尋問が始まると、やはりルドルフは無口で、非協力でした。そんな彼にアルバートは、彼が妻としていた結婚指輪を渡すと、
「労働の終わりに毎晩、過去の出来事の詳細を書くんだ。」
と、紙とペンも渡すのでした。
 
 その後も淡々と尋問を続けるアルバート。するとルドルフも、次第に過去の出来事を語るようになっていきますが、そんな彼の口から出てきたのは、アウシュビッツ強制収容所で行われてきた、壮絶な虐殺の実態でした・・・。
 
 物語は、ほぼほぼ2人が取調室で語り合う場面で進むので、映画としてはかなり退屈です。興味を持って観ようとしても、正直辛いかも知れません。
 
 ただその内容たるや、非常におぞましい強制収容所の真実が語られているのも、見逃せないところです。ルドルフ達が、善悪を判断することすら許されず、命令をただ実行するだけだったという実態にも驚かされます。
「“総統が命令し、親衛隊が実行する。”これはただのスローガンではない。」
という言葉には、身も凍るようです。
 
 戦争の悲惨さを痛感することが出来る作品ですので、深く考えたい方にはイイかも知れません。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>
 
 
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