ガール・オン・ザ・トレイン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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上質なミステリー。屈折した愛憎が生んだ悲劇とは。
 
2016年11月18日公開
監督:テイト・テイラー
出演:エミリー・ブラント
ヘイリー・ベネット
レベッカ・ファーガソン 他
 
【賛否両論チェック】
賛:最初は訳が分からなかった描写が、物語が進むにつれて次第に1つに繋がっていく様子が見事。真犯人や真実等、ミステリーとしても想像を掻き立てられる。
否:ラブシーンがかなり多いので、その辺りの好き嫌いは分かれそうなところか。
 
ラブシーン・・・かなりあり
グロシーン・・・殺害シーン等あり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも
 
 
 列車の車窓から偶然見てしまった不倫現場が、やがて殺人事件へと繋がっていく様を描いたサスペンスです。主演はエミリー・ブラント。
 
 その女性・レイチェル(エミリー・ブラント)は、ニューヨークまでの通勤の際、いつも列車の同じ車両の窓際に座り、外を眺めるのが日課になっていました。そしていつも一時停止する場所から見える家の、若い夫婦の幸せそうな様子を見ながら、複雑な心境を隠せずにいるのでした。
 
 レイチェルが見ていたその夫婦の妻の方・メガン(ヘイリー・ベネット)は、近くの家でベビーシッターをしていました。夫のスコット(ルーク・エヴァンス)との仲もまずまずでしたが、赤ん坊というものにある種の嫌悪感を抱いていたメガンは、その日勤め先の家に辞めると告げ、その家を飛び出してしまうのでした。
 
 メガンがベビーシッターを辞めてしまった家の夫婦、トム(ジャスティン・セロー)とアナ(レベッカ・ファーガソン)。実はトムはレイチェルの元夫で、今2人が住んでいる家も、元々はレイチェルとトムが一緒に暮らすために建てたものでした。しかし、レイチェルとトムは2年前に離婚し、それ以来レイチェルは友人の家に転がり込み、アルコールに依存するようになっていました。
 
 とある金曜日の朝、いつものように列車から外を眺めていたレイチェルは、メガンがスコットではない別の男性と、家のバルコニーで抱き合っているところを目撃します。その日の夜、しこたま酔っ払ったレイチェルは、アナへの怒りを抑えきれず、ついつい昔の家の最寄り駅で降り、家へと向かってしまいます。最後の記憶は、アナとおぼしき女性の姿を追いかけ、トンネルに向かっていくところでした。次に彼女が気がつくと、そこは友人宅のバスタブで、身体中は泥だらけな上に、額には傷も負っていました。どうしても昨夜の思い出せずに、困惑するレイチェルでしたが、やがてあのメガンが行方不明になったことを知るのでした・・・。
 
 序盤は様々な人物や出来事が目まぐるしく描かれていくので混乱しますが、次第にそれらが繋がっていき、最終的に3人の女性にまつわる恐ろしくも儚いストーリーが明らかになっていく様が、非常に印象的です。
 
 ミステリーとしても秀逸で、真犯人や事件の真相がなかなか読めずに、ハラハラさせられます。最後に辿り着く真相には、思わず身震いしてしまうようです。
 
 ラブシーンが結構多いのが気にはなりますが、ミステリー好きな方には是非オススメです。
 
 
【ワンチャン・ポイント】
※ルーク・エヴァンス・・・本作では、メガンの夫・スコット役。最近の映画では、あの「ホビット」シリーズでの人間達のリーダー・バルド役が有名なところですが、他にも「ドラキュラZERO」での主演や、「ワイルドスピード EUROミッション」での宿敵・ショウ役等で出演していらっしゃいますね。
 
※エドガー・ラミレス・・・本作では、メガンの主治医・カマル役。最近の映画では「NY心霊捜査官」での神父役や、「X-ミッション」での犯罪グループのリーダー役等で出演されています。
 
オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>
 
 
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