ジャック・リーチャー NEVER GO BACK | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ハードボイルドさは半減?愛するものを前にした、アウトローの痛快な戦い!!

 

2016年11月11日公開
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ
コビー・スマルダース
ダニカ・ヤロシュ 他

 

【賛否両論チェック】
賛:巨悪を前に、ひるむことなく戦いを挑んでいく主人公がカッコイイ。そのクールなポーカーフェイスも魅力的。
否:前作とは異なり、家族愛にも焦点が当てられているため、ハードボイルド感は薄くなっている。やや感傷的なシーンも多く、期待外れに感じてしまう人もいそう。

 

ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも

 

 

 軍の元エリート捜査官の主人公が、巨悪に挑む姿を描いたサスペンス「アウトロー」、その続編です。主演は引き続き、トム・クルーズ。

 

 事の発端は、テキサスでした。障害事件発生の通報を受け、駆けつけた2人の保安官。そこにはレストランの前に倒れている4人の男達と、彼らを独りで瞬殺し、レストランのカウンターに座っている、1人の男の姿がありました。その男、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)を拘束し、連行しようとした保安官達に、リーチャーは
「90秒以内に2つのことが起こる。そこにある電話が鳴り、お前が刑務所行きになる。」
と、不敵な予言をします。そんな彼を鼻で笑う保安官達でしたが、すぐに電話が鳴り始めると、憲兵達を乗せたパトカーが駆けつけ、保安官達を拘束。実は彼らは、不法移民の人身売買に荷担していたのでした。

 

 ジャック・リーチャーの正体は、陸軍の元憲兵隊指揮官で、今は何物にも属さない流れ者。優れた捜査手腕で数々の勲章を手にし、まさに伝説となっている人物でした。そんな彼はテキサスでの一件の後、寂れたモーテルに泊まると、憲兵隊のターナー少佐(コビー・スマルダース)へと電話を入れます。実はリーチャーが保安官達の不正を伝えたのも、かつて恩を受けたターナー少佐でした。まだ電話でしかお互いを知らない2人でしたが、リーチャーはターナーに会いに行く旨を告げ、一路ワシントンを目指します。

 

 ところが数日後、リーチャーが憲兵隊庁舎を訪れると、デスクにいたのはターナーではなく、後任のモーガンという少佐。彼いわく、
「ターナーはスパイ容疑で逮捕され、軍法会議待ちだ。」
とのこと。そこでリーチャーは、ターナーの弁護官であるモアクロフト法務部長の下を訪れ、ターナーへの面会を申し入れます。しかしどうやら、ターナーはリーチャーとの面会を拒絶している様子。理由は、リーチャーの最近の経歴でした。とある女性が、
「自分の娘は、リーチャーとの間に出来た子供だ。養育費を払ってほしい。」
と軍に申し立ててきていましたが、リーチャーには身に覚えがなく、そのままにしていた件でした。そこでリーチャーは、その娘・サマンサ(ダニカ・ヤロシュ)を訪ねますが、事情を知らないサマンサは、リーチャーを冷たくあしらい、追い返してしまいます。そんなリーチャーを執拗につけ回す男達。途中で返り討ちにしたリーチャーは、彼らが「パラソース社」という軍需企業の手の者であることを知るのでした。

 

 しかし事は、それだけでは終わりませんでした。ある朝、顔馴染みの憲兵・エスピンに同行を求められたリーチャーは、モーガンからモアクロフト法務部長が拷問の末に殺害されたことを知らされます。しかも彼らは、その犯人をリーチャーだと疑い、リーチャーはその場で拘束されてしまうのでした・・・。

 

 どんな窮地に立たされても顔色1つ変えず、時にはジョークの1つも放ちながら、一撃で反撃に転じていくリーチャーの姿が、痛快かつカッコイイです。軍にはびこる巨悪を前に、何も恐れずに戦いを挑んでいくリーチャーは、まさにトム・クルーズのハマり役といえそうです。

 

 しかし今回は、彼の娘を名乗る少女の登場で、前作とはやや状況が異なっています。前作のような孤高の一匹狼のハードボイルドさは減り、“家族”という大切なものを突然前にした1人の男が、彼女を守りながらどう戦っていくのか、その辺りにも注目です。

 

 とはいうものの、権力に屈しないアウトローの戦いは、観ていてスカッとすること必至です。是非劇場でご覧下さい。

 

 

【ワンチャン・ポイント】
※コビー・スマルダース・・・本作では、リーチャーと行動を共にすることになるターナー少佐役。最近の映画では、何といっても「アベンジャーズ」シリーズでの、S.H.I.E.L.D.のメンバーのマリア・ヒル役が有名なところです。

 

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>

 

 

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