HiGH & LOW THE RED RAIN | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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迫力のアクションで魅せる、色褪せない兄弟の絆。


2016年9月8日公開
監督:山口雄大
出演:TAKAHIRO・登坂広臣・斎藤工 他


【賛否両論チェック】
賛:固い絆で結ばれた兄弟が、巨悪にひるむことなく立ち向かって行く姿が、痛快でカッコイイ。スピード感溢れるアクションも魅力。
否:展開はかなりのご都合主義で、ツッコミどころも多数。前作の知識も、あった方がイイ。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも



 EXILEのHIROさんプロデュースによる大型企画の映画化・第2弾です。前作で最強と謳われた雨宮兄弟を描きます。


 夜の市街地を疾走する、2台のバイク。彼らは前を走る2台のバイクを、猛スピードで追跡していました。やがてそのうちの1台の運転手が、荷物を手に廃ビルの中へと逃げ込みます。追っていた2人の正体は、運び屋をしている雨宮雅貴(TAKAHIRO)と広斗(登坂広臣)の兄弟。その後廃ビルへと乗り込んだ2人は、待ち構えている荒くれ者達を、圧倒的な強さで倒していきます。しかし、ようやく荷物の下へと辿り着いた時には、荷物はもう1人の男の手によって、既に取り返されたところでした。その男こそが、雨宮兄弟の長男・尊龍(たける)(斎藤工)。尊龍は2人に、
「運び屋が運んでる荷物奪われて、どうすんだよ?」
と笑いかけるのでした。しかしその後、仕事を終えた尊龍は、雅貴と広斗の前から忽然と姿を消してしまうのでした。


 雅貴と広斗は消えた尊龍を探し続け、その過程で図らずも、SWORD地区の危機に加勢することになりました(前作)。しかし結局尊龍は見つからず、1年が経った4月1日、2人の姿は両親の墓石の前にありました。毎年命日には3人で墓参りをしていたため、2人はわずかな可能性に賭けて、今年も訪れたのでした。するとそこへ、1人の少女・愛華(吉本実憂)が姿を現します。どうやら彼女も、尊龍のことを探している様子。ところがその直後、白服を着た男達が車で乗りつけてくると、
「その女を渡せ!!」
と迫ってきます。
「親父達の前で、殴り合いは出来ない。」
と、それとなく場所を移動した雅貴と広斗は、襲ってくる男達を、返り討ちにしてしまうのでした。


 愛華を追ってきたのは、暴力団・九龍グループの1つ「上園会」の手の者達。愛華に連れられ、直前まで尊龍が住んでいた家を訪れた雅貴と広斗は、尊龍が何らかの目的で上園会に潜入していることや、人権派の弁護士だった愛華の父が、自らの命と引き換えに奪ったデータが入ったUSBを愛華から受け取り、尊龍が何かを仕掛けようとしていることを突き止めるのでしたが・・・。


 前作の知識は、なくても楽しめそうではありますが、あった方が人物関係がよく分かるので、復習はした方がよさそうです。


 血が繋がらないことや、両親の死という辛い出来事を乗り越え、固い絆で結ばれてきた3兄弟が、強大な敵を前にして再びその絆を確かなものにしながら、立ち向かって行く様子がメチャメチャカッコイイです。


 雨宮兄弟が魅せる、スピード感満載のアクションも必見です。今回は相手がヤクザということで、飛び道具もバンバン使ってくる敵に対し、彼らが拳でどう立ち向かっていくのか、1秒たりとも目が離せません。


 ストーリーはかなり都合よく進みますし、回想シーンの多さや尊龍の行動等、気になるところはかなりありますが、それをツッコむのは野暮というもの。破天荒で最強な兄弟の戦いに、存分に酔いしれたい作品です。


 ちなみに個人的には、お調子者なのにいざとなると強い、雅貴のキャラクターが好きです(笑)。



【ワンチャン・ポイント】
※吉本実憂さん・・・本作では、物語のカギを握る少女・愛華役。最近の映画では、内野聖陽さん主演の「罪の余白」で、娘の死の真相を追う心理学者と対峙する、強かな女子高生役を好演されていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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