君の名は。 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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仕掛けと結末に感嘆。切なくも不思議な恋の物語。


2016年8月26日公開
監督:深海誠
出演(声):神木隆之介・神白石萌音・長澤まさみ・市原悦子 他


【賛否両論チェック】
賛:体が入れ替わってしまう2人が、お互いに奮闘する物語が、おかしくも切ない世界観で紡がれていく。劇中歌も印象的。
否:青春モノや恋愛モノが好きでないと、感情移入出来ずに退屈しそう。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・基本的にはなし



 夢を見ている間に体が入れ替わってしまうという、奇妙な現象を体験する少年少女達の恋模様を描きます。主演の声は、神木隆之介さんと上白石萌音さん。


 とある田舎町・水守町で暮らす高校生の宮水三葉(声:上白石萌音)。ある日の朝目が覚めた彼女は、周りの様子がいつもと違うことに気がつきます。一緒に暮らしている祖母・一葉(声:市原悦子)と妹の四葉(声:谷花音)は、三葉が朝ご飯を沢山食べるのをまじまじと見るわ、親友の早耶香(声:悠木碧)には
「今日は髪の毛ちゃんとしてるね。」
と言われるわ、担任の先生には
「今日は自分の名前も覚えてるわね。」
と笑われるわで、散々。その誰もが口を揃えて、
「昨日は何か変だったよ。」
と話します。そんな周囲の視線に違和感を隠せない三葉は、自身のノートに見慣れない筆跡で、
「お前は誰だ?」
と書かれているのを見つけるのでした。


 ところが翌朝、目が覚めた三葉は唖然。自分の体が、東京に住む男子高校生・立花瀧(声:神木隆之介)になっていたからでした。途方に暮れながら、なんとか登校する瀧(三葉)でしたが、学校まで辿り着くのも一苦労で、着いた頃にはすっかりお昼になっていました。そんないつもとは違いすぎる瀧(三葉)に、親友の司(声:島崎信長)と真太(声:石川界人)は、怪訝そうな表情を浮かべるのでした。しかし、当の瀧(三葉)はこれを夢だと思っており、その後向かった慣れないバイトで失敗を連発しても、
「いつになったら覚めるんだろ、この夢・・・」
くらいにしか思っていませんでした。そんな瀧(三葉)は、悪質なクレーマーに絡まれてしまいますが、そんな瀧(三葉)を先輩の奥寺ミキ(声:長澤まさみ)が助けてくれます。その後、奥寺と一緒に帰った瀧(三葉)は、携帯電話にその日の思い出を日記として記すのでした。


 一方同じ頃瀧の方も、いつの間にか三葉の体になっていました。すぐにお互いが寝ている間に入れ替わってしまっていることに気づいた2人は、それぞれルールを決めると共に、日記でお互いのその日の出来事を引き継ぐようにしていきます。最初はお互いの行動や性格を毛嫌いしていた瀧と三葉でしたが、いつしか次第に淡い恋心を抱くようになっていくのでした・・・。


 東京でなんとなく暮らす少年と、田舎町で都会に憧れる神社の少女。前半は、その2人が不思議な縁で入れ替わるようになり奮闘する様子が、幻想的な雰囲気を残しつつもコミカルに描かれていきます。


 そして後半は、そんな2人にまつわる“ある真実”が明らかになり、今度はお互いの未来のために奔走する姿が、非常に切なく描かれていきます。同時に、まだ直接は会ったことがないはずの2人が、不思議とお互いに惹かれ合って行く様子も、甘酸っぱさ満点です。


 そしてなんといっても、作品を彩るRADWIMPSの名曲の数々。世界観に合いすぎていて、ステキすぎます(笑)。曲目当てで観るのもありかと。話題沸騰の名作を、是非ご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※上白石萌音さん・・・本作では、ヒロインの三葉の声をご担当。言わずと知れた「舞妓はレディ」の主役でお馴染みの方で、最近では広瀬すずさん主演の「ちはやふる」にも、かるた部のチームメイトとして出演していらっしゃいます。ちなみに妹さんの上白石萌歌さんも、「脳漿炸裂ガール」等に出演されています。これからも姉妹揃っての活躍に注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>



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