キング・オブ・エジプト | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ド派手すぎるアクション。問答無用の王道スペクタクル!!


2016年9月9日公開
監督:アレックス・プロヤス
出演:ブレントン・スウェイツ
ニコライ・コスター=ワルドウ
コートニー・イートン 他


【賛否両論チェック】
賛:盗賊と追放された王子が、いがみ合いながらも次第に友情を育んでいく様が、冒険物語の王道。最新技術を駆使したド派手なアクションや世界観も魅力。
否:フルCG満載の派手すぎるアクションには、好き嫌いが分かれそう。展開等も、ツッコミ始めるとキリがない。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも



 古代エジプトを舞台に、1人の盗賊が追放された王子と組み、大冒険を繰り広げます。


 物語の舞台は、歴史が始まる前の古代エジプト。太陽神・ラー(ジェフリー・ラッシュ)の2人の息子、オシリスとセト(ジェラルド・バトラー)によって治められたその地で、人間と神々は共に生きていました。オシリスは政治を司り、セトは荒廃した砂漠を治めていましたが、ある時オシリスが王位を継承することになり、息子のホルス(ニコライ・コスター=ワルドウ)の戴冠式が開かれることとなります。そんなお祭りムードが高まる街中で、首飾りを万引きし、追っ手から逃げる盗っ人・ベック(ブレントン・スウェイツ)の姿かありました。彼は丁度、恋人のザヤ(コートニー・イートン)が戴冠式につけていく首飾りを手に入れ、帰宅したところなのでした。


 こうして迎えた戴冠式当日。人々は神殿に押し寄せていましたが、当のホルスはというと、前夜の祝賀会で酔いつぶれており、スピーチも全く考えていない始末。そんな彼に、やって来た恋人で“美の女神”のハトホル(エロディ・ユン)は、半ば呆れ気味。それでも式は無事に始まりますが、いよいよオシリスがホルスに王冠を授けるという時になって、遅れていたセトが到着します。セトはオシリスとホルスに祝いの言葉をかけると、角笛を取り出しホルスに吹かせますが、それが合図だったかのように、神殿にはセトの軍勢が雪崩を打って押し寄せてくるのでした。その後、セトはオシリスに決闘を挑み、断ったオシリスを問答無用で刺し殺してしまいます。激昂したホルスがセトに戦いを挑みますが、激闘の末に敗北。ホルスは両方の“神の眼”を奪い取られてしまうのでした。


 以来エジプトは、暴君・セトによって支配されるようになり、人間はほとんどが奴隷として虐げられるようになってしまいます。それでもベックは、ザヤが使用人として働かされている屋敷へと忍び込んでは、逢瀬を重ねていましたが、そんなある時、彼はザヤからある計画を持ちかけられます。実は屋敷の主は、セトのお抱え建築士のウルシュ。ザヤはベックに、セトの宝物庫の設計図を見せると、セトの支配を終わらせるべく、宝物庫に忍び込んでホルスの眼を盗み出すよう提案するのでした。その夜、戦利品の財宝に紛れて、難なく宝物庫に潜入したベックは、厳重なからくり仕掛けをものともせず、“右の眼”を盗み出すことに成功します。ところが、ザヤの計画はとうの昔に気づかれており、ベックとザヤは追われる身に。しかも逃走中にウルシュの放った矢を胸に受けたザヤは、そのまま帰らぬ人になってしまうのでした・・・。


 殺されてしまった恋人を救うために、ただただ奔走する盗賊と、始めはそんな彼を利用しようとしていた王子が、やがて固い絆で結ばれていく様子が、冒険モノ映画の王道でステキです。クライマックスでのホルスの決断のシーンなんかが、印象的ですね。


 そして好みは分かれそうですが、最新の技術を駆使したド派手なアクションも、古代エジプトの壮大な世界観を見事に表現しています。


 ちなみに、一見すると超ツッコミどころが満載な一連のストーリーは、調べてみると一応エジプト神話に沿ったもののようですね。ラーの船なんかも「太陽の船」というそうで、太陽の進行を妨げようとする大蛇・アポピスと戦っているとのこと。その辺りの宗教的なお話も、好みは分かれそうです。


 何はともあれ、問答無用のド派手すぎるアクションを、是非劇場で体感してみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※ジェラルド・バトラー・・・本作では残虐な神・セト役。最近の映画では「300 スリーハンドレッド」「エンド・オブ・ホワイトハウス」「エンド・オブ・キングダム」等で主演を務めていらっしゃいます。意外なところでは、超おバカなコメディ映画「ムービー43」で、小人役を演じていらっしゃいますね(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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