X-MEN:アポカリプス | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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決して独りではない。壮大すぎる最後の戦い!!


2016年8月11日公開
監督:ブライアン・シンガー
出演:ジェームズ・マカヴォイ
マイケル・ファスベンダー
ジェニファー・ローレンス 他


【賛否両論チェック】
賛:蘇った最強のミュータントとの壮絶で壮大な決戦を通して、“他者との絆”や“未知のものを恐れる心”、“未来への可能性”といった普遍的なテーマを問いかけてくる。問答無用のド派手なアクションも魅力。
否:予備知識は必須。設定や展開はかなり強引で荒唐無稽なので、ツッコミ出すとキリがない。SF感満載のアクションも、好き嫌いは分かれそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン等がメッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・アポカリプスのシーンは結構怖いかも



 X-MEN新シリーズの最終章です。ミュータント達が、太古から蘇った最強の神と対峙します。


 始まりは紀元前3600年のナイル・バレーでした。最初に誕生したミュータント“エン・サバー・ヌール”は、その力を使い、人類を支配していました。その日、4人のミュータントを従えピラミッドへと入ったエン・サバー・ヌールは、古くなった肉体から新しい肉体へと魂を乗り移らせる儀式を始めます。彼はこうしてミュータントの体を転々とすることで、永遠に生き永らえると共に、様々なミュータントの能力を手に入れてきたのでした。ところがその儀式の最中、事件が起こります。兵士達が一斉に蜂起し、予め仕掛けてあった大型の細工でピラミッドを破壊すると共に、エン・サバー・ヌールの肉体を破壊しようと襲いかかったのでした。従者達の能力によって、兵士達は立ちどころに返り討ちに遭いますが、エン・サバー・ヌールの肉体はピラミッドの崩落と共に、地中深くへと落ちていきます。最後まで残った従者によって守られた彼の肉体は、辛うじて破壊を免れますが、その身体は永遠の眠りにつくのでした。


 それから歳月は流れ、1983年。ミュータントの存在は世間に広く知られることとなっており(※前作まで)、お尋ね者となった“マグニートー”ことエリック(マイケル・ファスベンダー)は、ポーランドで妻のマグダと娘のニーナと共に、ひっそりと暮らしているのでした。一方のアメリカでは、突如として目から破壊光線が出るようになってしまった高校生・スコット(タイ・シェリダン)が、兄に連れられ、「恵まれし子らの学園」へとやってきます。この学園を運営しているのは、“プロフェッサーX”ことチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)。チャールズは、普通の子供達とミュータントの子供達が共存出来る社会を目指し、この学園を作ったのでした。スコットはそこで、“ビースト”ことハンク(ニコラス・ホルト)や、チャールズと同じ能力を持つ少女・ジーン(ソフィー・ターナー)と出逢うのでした。


 時を同じくして、ミュータント同士を闘わせている地下闘技場を、“ミスティーク”ことレイブン(ジェニファー・ローレンス)が訪れます。そこでは丁度、10戦無敗の“エンジェル”(ベン・ハーディ)を、テレポート能力を持つ“ナイトクローラー”ことカート(コディ・スミット=マクフィー)が破ったところでした。1人でも多くのミュータントを救おうと思っている彼女は、闘技場のブレーカーを落とすと、カートを救出することに成功します。一方その頃、カイロで秘密結社の捜査に当たっていたCIAのモイラ(ローズ・バーン)は、秘密結社のメンバーが、とある路地裏の地下に集結しているのを目撃します。物陰に潜み、その様子をうかがうモイラでしたが、やがてピラミッドのようなモニュメントに太陽の光が差し込んだ次の瞬間、巨大な地響きが発生。モイラは命からがらその場を抜け出しますが、その頃地下深くでは、あのエン・サバー・ヌール(オスカー・アイザック)が、最強のミュータント“アポカリプス”として、復活を果たしてしまったのでした・・・。


 人間とミュータントとの共生を目指すチャールズと、彼の下に集まるミュータント達。一方で人間から敵視され、身を潜めて生きるエリックや、単身ミュータントの解放のために戦い続けるレイブン。そんな彼らの想いに割って入るように、蘇ってしまった最強の“神”が、世界を浄化しようと破壊を始めた時、それぞれのミュータントがその力とどう向き合っていくのか、その葛藤が印象的です。


 それでもX-MENの強さは、仲間との絆でもあるのがステキです。クライマックスの壮絶な戦いで、追い込まれているはずのチャールズがアポカリプスに告げる、
「お前は勝てない。独りだからだ。」
という言葉と、その後の怒涛の展開が、メチャメチャカッコイイです(笑)。


 アクションも満載ですが、やや現実離れしていてツッコミどころもかなりあるので、好き嫌いはハッキリ分かれそうなところです。


 ミュータントという異形の者達の戦いを通して、未知のものを忌み嫌う人間の本質をも問いかける、壮大なスケールのアクション大作です。前作までと併せて、是非ご覧になってみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※オスカー・アイザック・・・本作では、現代に蘇ったアポカリプスを演じています。なんといっても、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」での反乱軍のパイロット・ポー役で有名な方ですが、他にも最近では、AIの開発を巡る不気味な実験を描いた「エクス・マキナ」にも、CEO役で出演されています。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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