死霊館 エンフィールド事件 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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恐怖に立ち向かう勇気。背筋も凍る最恐の真実とは。


2016年7月9日公開
監督:ジェームズ・ワン
出演:ベラ・ファーミガ
パトリック・ウィルソン 他


【賛否両論チェック】
賛:前作の知識は不要。悪霊の理不尽な恐怖に、なんとか立ち向かおうとする人々の姿が、怖さの中にも希望を与えてくれる。一ひねりの効いた真実にも驚かされる。
否:突然驚かせるシーンがメチャメチャ多いので、苦手な人には絶対向かない。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがメッチャあり



 ジェームズ・ワン監督最新作です。ウォーレン夫妻が実際に体験した心霊現象を基にしたホラー「死霊館」の続編です。


 1976年のニューヨーク州・アミティビル。心霊現象を専門に研究しているロレンス・ウォーレン(ベラ・ファーミガ)とエドワード・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)の夫妻は、ポルターガイストに悩まされているラッツ一家の調査に訪れていました。降霊の儀式を始めると、霊感のあるロレンスは、すぐに幻覚を見始めます。それはかつてその家に住んでいた青年が、両親や兄弟等5人を散弾銃で惨殺した当時のものでしたが、やがて彼女は不気味な少年の霊に導かれ、地下室へといざなわれます。そこへ修道女の姿をした悪魔が姿を現すと、エドワードが串刺しになる幻を見せるのでした。その後、アミティビル事件は終息へと向かいますが、ウォーレン夫妻は面白がって騒ぎ立てるマスコミの、格好の標的となってしまうのでした。


 ところ変わって、イギリスはロンドン・エンフィールドで暮らす11歳の少女、ジャネット・ホジソン。母親のペギーは離婚しており、ジャネットは姉のマーガレット・弟のジョニー、吃音を持つ末っ子のビリーと、5人で古い一軒家に住んでいました。しかし家賃は滞納気味で生活は困窮しており、ペギーは生活支援の申請をしているところでした。そんなジャネットはある夜、悪友のカミラが作った交霊盤で、マーガレットと共に降霊を試みますが、残念ながら反応はなく、ジャネットは交霊盤をベッドの下へとしまいます。ところがその日から、彼女は深夜に徘徊を始めるようになり、同時に様々なポルターガイスト現象が起こるようになってしまうのでした。


 一方のロレンスは、悪魔が見せた“エドワードの死”が頭から離れず、エドワードに
「今後は講義だけを行い、調査は受けないようにしてほしい。」
と告げます。しかし時を同じくして、ホジソン一家の状況は日に日に悪くなっていきます。ビリーは廊下で不気味な人影と遭遇し、マーガレットはジャネットが老人の声と言い争うのを見てしまいます。そしてジャネット自身も1人で留守番をしている最中、リビングで老人の霊を目撃してしまうのでした。最初はジャネットとマーガレットのイタズラだと思っていたペギーも、衣装ダンスが勝手に動くのを目撃、隣家のノッティンガム家に助けを求めます。しかし通報を受けた警官達をもってしても、ポルターガイストの元凶を突き止めることは出来ず、やむなく彼女達が教会を通して助けを求めたのは、他ならぬウォーレン夫妻だったのでした・・・。


 1人の少女とその家族を襲い始めた、悪霊による恐怖体験の数々。その1つ1つが怖すぎて、観ていてハラハラさせられることは勿論請け合いです(笑)。その上で、恐怖に苛まれながらも、必死に立ち向かおうと勇気を奮い立たせる少女達の姿や、そんな少女に自分達の想いを重ねていくウォーレン夫妻の優しさにも、不思議と励まされるものがあります。
「たった1人の味方がいれば、奇跡は起こる。」
という言葉に、全てが集約されているようです。


 また、ただただ怖がらせるだけではなく、クライマックスにはまるでミステリーのような謎解きがあるのも魅力の1つ。一家を襲った悪霊の衝撃の正体にも、思わずゾクっとさせられます。


 言うまでもなく、ホラー映画が苦手な人には観られない作品ですが(笑)、大丈夫な方には必見の1本です。



【ワンチャン・ポイント】
※アナベルの人形・・・本作は「死霊館」の続編ですが、スピンオフ作品には、夫妻が収集している心霊現象にまつわる品の1つである「アナベル」という人形を描いた「アナベル 死霊館の人形」があります。こちらもメチャメチャ怖い作品ですが、本作でもその姿を垣間見ることが出来ますので、是非ご注目を。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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