人狼ゲーム プリズン・ブレイク | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

“プリズン・ブレイク”の真意。予測不可能な極限サスペンス。

2016年7月2日公開
監督:綾部真弥
出演:小島梨里杏・渡辺佑太朗・山谷花純 他

【賛否両論チェック】
賛:高度なゲーム設定の中で、先が読めない極限のサスペンスが繰り広げられる。最後に伝わるタイトルの真意も痛快。
否:ゲームの設定が複雑なので、ついていけずに混乱しそう。多数のツッコミどころやグロシーンもあり。

ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン等メッチャあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも


 閉じ込められた若者達が、紛れ込んでいる〝人狼”を探して、命懸けのゲームに挑む人気シリーズ・第4弾です。主演は小島梨里杏さん。

 主人公の高校生・乾朱莉(小島梨里杏)が目覚めると、そこは山奥の建物の一室でした。周りでは同じように気を失っていた高校生達が目覚め始めたところでしたが、その中の1人・土屋みづき(山谷花純)は、何故か傍らの監視カメラに向かって絶叫しているところでした。それぞれの首には怪しげな装置が取りつけられており、訳が分からず混乱する朱莉達でしたが、彼女はふと他の高校生の中に、かつて幼馴染みだった相馬葵(渡辺佑太朗)の姿を見つけ、驚きます。するとその時、置いてあったテレビから、ゲームのルール説明が流れ始めるのでした。

 それによると、ゲームの目的は、12人の「村人」の中に紛れ込んでいる3人の「人狼」を見つけ出すこと。人狼は夜中に村人を殺害するため、全員で毎晩8時に人狼だと思う人物を選び、〝処刑”。最終的に人狼が全滅すれば村人側の勝利、逆に村人と人狼が同数になれば人狼の勝利。ただし、役割が書かれている自分のカードを他人に見せたり、暴力をふるったり、逃走したりすると、〝処刑”されるというもの。そして村人の中にも、1日1回誰かの役割を知ることが出来る「予言者」や、前日に死んだ人間の役割が分かる「霊媒師」や、2人1組で相手が村人であることを知っている「共有者」、毎晩誰か1人の部屋の鍵をロックして守ることが出来る「用心棒」、そして人狼が勝った際に勝利となる「狂人」と、細かな役割があるとのことでした。賞金は1億円。彼らはまさに、命を懸けた究極のゲームに巻き込まれていたのでした。

 半信半疑な朱莉達でしたが、そんな彼女達に人狼ゲームの概要を教えてくれたのは、最初に絶叫していたみづきでした。実は彼女の元恋人は、かつて人狼ゲームの観客だったとのこと。金持ち達が道楽のために高校生達を監禁し、殺し合わせるというゲームの存在を、みづきは知っていたのでした。かくして、どうやらゲームが本物らしいということを知らされた朱莉達は、すぐに疑心暗鬼に陥っていきます。それぞれの思惑が交錯する中、最初の夜を迎え、遂に1人目の犠牲者が出てしまうのでした・・・。

 「村人」「人狼」「予言者」「霊媒師」「用心棒」「共有者」「狂人」と、誰が誰なのか、そして誰が本当のことを言っているのか、全く分からないシチュエーションの中で、それぞれが生き残るために行動し、決断を下していく様子が、なんとも不気味かつスリリングで、ハラハラさせられます。

 ただその分設定が複雑な上に、意外と展開も高度なので、
「この人が“共有者”で、“予言者”がこう言ってるから、この人が“人狼”!!」
なんて言われても、とっさに
「・・・どういうこと?」
ってなってしまいそうです(笑)。逆に言うと、それだけハイレベルな戦いが繰り広げられている訳なんですが。

 ツッコミどころもありますが、シチュエーションサスペンス好きには必見の作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※「人狼ゲーム」シリーズ・・・本作が第4弾となる「人狼ゲーム」シリーズ。これまでにも桜庭ななみさん・土屋太鳳さん・高月彩良さんと、様々な方が主演を務めていらっしゃいます。ちなみにこのゲームに関しては、他にも「リアル人狼ゲーム」というシリーズも、2作作られているみたいですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


<「映画の通信簿2015」発売中!!>