ウォークラフト | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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世界観はゲームそのもの。愛する者を守る戦いの行く末。

2016年7月1日公開
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:トラビス・フィメル
ポーラ・パットン
ベン・フォスター 他

【賛否両論チェック】
賛:人間とオークの全面戦争の中で、愛する者を守ろうとする登場人物の姿が、人間側とオーク側の双方から描かれるのが印象的。スケールの大きい戦闘シーンも圧巻。
否:世界観は好みが分かれること必至。終わり方もまた然りか。登場人物も多いので、結構混乱しそう。

ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン等多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・オークのシーンは結構怖いかも


 人気ゲームの映画化です。人間界に現れたオークと、人間達との戦いを描きます。

 始まりは、オークが暮らす荒廃した世界でした。フロストウルフの氏族長・デュロタン(トビー・ケベル)は、身重の妻・ドゥラカを連れ、オークが結集する地へと向かっていました。ようやく辿り着いたそこでは、全てのオーク族の総称である「ホード」を束ねる長・グルタン(ダニエル・ウー)が、捕らえたハーフ・オークの命を使い、生命を源とする魔力・フェルによって、人間の住む地・アゼロスへの門を開こうとしていました。やがて開いた門に向かい、ホードの戦士達が先遣隊として送り込まれ、デュロタンとドゥラカも門を潜ります。ところが抜けた先の湖の中で、ドゥラカは産気づいてしまい、そのまま出産。生まれたその子を守るため、デュロタンは決意を新たにするのでした。

 一方こちらは、アゼロスの人間達による同盟「アライアンス」の軍神・ローサー(トラビス・フィメル)。彼は丁度、武器を供給するドワーフ族の街を訪れていましたが、そこへ急な使者がやってくると、警備隊が襲われて全滅したとの一報を知らせるのでした。ローサーはすぐに、警備隊が襲われた村へと向かいますが、そこで彼は、遺体を勝手に調べていたとして捕らえられた魔法使い・カドガー(ベン・シュネッツァー)と出逢います。カドガーと共に兵士の遺体を調べたローサーは、その体内から不気味な緑色の妖気が立ち昇るのを目撃。それを見たカドガーは血相を変え、大至急アゼロスの守護者に会い、王国の危機を知らせるよう警告するのでした。

 それを受けローサーは、国王であるレイン(ドミニク・クーパー)に謁見した後、カドガーを連れ、守護者である魔法使い・メディヴ(ベン・フォスター)の住む塔へと向かいます。ローサーはカドガーを塔の下で待たせると、メディヴのいる塔の上へと登っていきます。1人残されたカドガーは、書物室で魔術の本を探し回っていましたが、そこで彼は、自分に呼びかける不思議な黒い影を目撃するのでした。一方、ローサーの知らせを聞いたメディヴは、邪悪な気配を察し、早速レインの下へと向かうことを決めるのでした。王国の警備隊の事件と同様に、町や村が消滅する事件は至るところで起きており、ローサーとメディヴは兵士達を連れ、早速国境付近の森へと出陣します。やがて森の中で、襲われたであろう兵士の亡骸を発見しますが、次の瞬間、待ち伏せていたオーク達が一斉に襲いかかってくるのでした・・・。

 片や、オークとして人間界に迫りながら、グルタンのやり方に疑問を抱き、愛する家族を守ろうと孤軍奮闘するデュロタン。片や、人類の最後の砦として最前線で戦いながら、大切なものを守ることに葛藤を続けるローサーやメディヴ、そしてカドガー。それぞれの立場での様々な苦悩が、壮大なスケールの中で群像劇のように描かれていきます。

 一方で、オークや魔法使いが群雄割拠する世界観はまさにゲームそのものなので、RPGなんかが好きじゃないと、イマイチ楽しめないかも知れません。

 フルCGの戦闘シーンも、圧倒的なスケールで描かれ、手に汗握ること請け合いです。ゲーム好きな方は勿論、それ以外の方も是非ご覧下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※ドミニク・クーパー・・・本作では、王国のレイン国王役。最近の映画では、「ドラキュラZERO」や「ニード・フォー・スピード」での敵役や、サダム・フセインの息子・ウダイの影武者を描いた「デビルズ・ダブル ある影武者の物語」での主演等が有名なところです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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