10クローバーフィールド・レーン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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真実はどこに?究極のシチュエーション・SFスリラー。

2016年6月17日公開
監督:ダン・トラクテンバーグ
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ジョン・グッドマン 他

【賛否両論チェック】
賛:何が本当か分からないシチュエーションや、二転三転するストーリーに、ハラハラドキドキさせられること必至。そんな状況下でも、必死で立ち向かおうとする主人公の強さも印象に残る。
否:急に驚かせるシーンがかなりあるので、苦手な人には向かない。結末にも賛否ありそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンが結構あり


 “謎の攻撃”を受け、地下シェルターに閉じ込められた主人公を描いたSFスリラーです。

 主人公・ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、恋人のベンとケンカし、車で家を飛び出したばかりでした。夜の田舎道を車で走っていたところへ、ベンから電話がかかってきます。よりを戻そうと説得するベンに対し、ミシェルは怒って電話を切ってしまいますが、またすぐに着信。その電話に気をとられていた次の瞬間、突然の衝撃がミシェルを襲い、車は激しくクラッシュ、彼女は失ってしまうのでした。

 次にミシェルが目覚めると、そこはどこかの地下室でした。身体には点滴が施されており、骨折したらしい右足には応急処置もされていましたが、問題はその足が手錠で壁につながれているということと、閉じ込められているということ。どうやら拉致され、監禁されているようだと気がついたミシェルはパニックになりますが、そこへ1人の男・ハワード(ジョン・グッドマン)がやってきます。ハワードはミシェルに食事を与えると、また部屋の外へと去っていくのでした。その後落ち着きを取り戻したミシェルは、部屋の外にいた怪我人・エメット(ジョン・ギャラガー・Jr.)とも出逢います。そしてハワードから、
「世界は正体不明の攻撃を受けた。事故を起こしていた君を俺が助け、自分の家の地下シェルターに避難させている。外は化学兵器で汚染されていて、出ることが出来ない。」
という事実を告げられるのでした。

 そんなハワードの言うことを、どうしても信じられないミシェル。しかしエメットは、
「元海兵のハワードは、いつも終末に備えていて、俺がシェルター造りを手伝った。自分のケガも、扉を閉じかけた時に無理やり入ったからできたものだ。」
と、ハワードの言葉が作り話でないことを告げます。それでもミシェルは、ハワードが時おり見せる暴力的な一面に、
「私は誘拐された・・・」
という疑惑が拭えません。ある日の夕飯時、ハワードの隙を見て鍵の束を奪ったミシェルは、彼の頭をワインボトルで殴ると、そのまま地上へと通じる階段へと駆け寄るのでしたが・・・。

 突如として、謎めいた男の地下シェルターに閉じ込められた主人公。彼が語る
「外の世界は壊滅した。」
という言葉ですら、本当か嘘か確かめる術がないままに、真実を求めて行動を起こそうと奮闘する主人公の姿が、非常にスリリングに描かれていきます。

 そして何といっても、何が現実で何が虚構なのか、先が読めずに二転三転するストーリーが魅力です。結末には賛否が分かれそうな気もしますが(笑)、そこでも一貫して、運命に立ち向かう強い女性の姿が印象に残ります。

 急に驚かせるシーンが多いので、そういうのさえ苦手でなければ、是非ご覧になってみて下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※ベンの声・・・本作の冒頭、携帯電話から聞こえるベンの声ですが、なんと演じているのはあのブラッドリー・クーパー。「ハングオーバー!!!」シリーズや「リミットレス」、「世界にひとつのプレイブック」や「アメリカン・ハッスル」、そして「アメリカン・スナイパー」や「二ツ星の料理人」と、あまりにも有名なお方(笑)。声の出演では、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」での凶暴なアライグマ・ロケット役でもお馴染みですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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