アウトバーン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ありがちだけど心に響く。“人がバカをやる理由”。

2016年6月10日公開
監督:エラン・クリービー
出演:ニコラス・ホルト
フェリシティ・ジョーンズ 他

【賛否両論チェック】
賛:王道のストーリーの中で、愛する者を救うために、巨悪に立ち向かっていく主人公の姿が、痛快かつ圧巻。迫力満点のカーアクションにも要注目。
否:物語そのものはかなりありきたりで、かつ荒唐無稽なので、ツッコミどころは満載。話にも結構無理があるか。

ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・暴力シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・悪役のシーンは少し怖いかも


 1人のアウトローが、愛する者を守るために、大金の強奪を目論みます。主演はニコラス・ホルト。

 始まりは、ドイツ・ケルン。主人公のケイシー(ニコラス・ホルト)は、相棒のマティアスと共に、地元のマフィア・ゲラン(ベン・キングスレー)の下で働いていました。ある夜、いつものようにゲランが持つクラブへとやって来たケイシーは、そこで働くジュリエット(フェリシティ・ジョーンズ)と知り合います。同じ「ドイツで暮らすアメリカ人」という以上に、彼女に運命を感じたケイシーは、その夜を限りに足を洗い、ゲランの下を去るのでした。その後2人が愛し合い、深い仲になるまでに、あまり時間はかかりませんでした。

 それからというもの、ケイシーはスクラップ工場で働きながら、ジュリエットと幸せな毎日を送っていました。ところがクリスマスの夜、雪の上に寝転んだジュリエットは、そのまま痙攣を起こしてしまいます。慌てて彼女を病院へと連れていったケイシーは、彼女が重度の腎機能障害であることを知らされるのでした。今まで教えてくれなかったことに憤るケイシー。しかも完治するには臓器移植に頼るしかなく、手術にも莫大な費用がかかるとのことでした。どこか達観しているジュリエットをよそに、ケイシーはなんとか彼女を救う道を模索し、マティアスと共に再びゲランの下を訪れるのでした。

 ケイシーの復帰を歓迎するゲランは、ハーゲン(アンソニー・ホプキンス)という地元の大手貿易会社社長の話を始めます。それによるとハーゲンは、表向きはクリーンな貿易事業をしているものの、裏では麻薬の密輸を行っているとのこと。その方法は、半年に1度チリからやってくるトラックに、大量の麻薬が隠されており、それを500ドル札に換えて高級車の中に隠し、再びチリに送るというものでした。ゲランはケイシーとマティアスに、厳重に警備されたこのトラックを襲い、麻薬を強奪するように指示。かくして再び裏の社会に足を踏み入れた主人公の、決死の犯行が始まるのでしたが・・・。

 足を洗った主人公が、ヒロインを救う金を奪うために、大物に戦いを挑むという、言ってみればよくあるストーリーではあります(笑)。それでも決して強くはないケイシーが、素早い機転で危機を何度もくぐり抜けていく様子は、ハラハラドキドキ感満載です。

 アクションもカーアクションを中心に、ド迫力のシーンが続き、思わず圧倒されます。

 あまり深く考えずに、痛快なストーリーを楽しみたい、そんな作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※フェリシティ・ジョーンズ・・・本作のヒロイン・ジュリエット役。最近の映画では、エディ・レッドメイン主演の「博士と彼女のセオリー」でのヒロイン役で有名な方で、今後は『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続く第3弾「インフェルノ」でのヒロイン役や、あの『スター・ウォーズ』のスピンオフ「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」での主演等、今後間違いなく大注目の女優さんですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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