その女諜報員 アレックス | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ツッコミどころはあるけれど・・・、不屈のヒロインの壮絶な戦い。

2016年6月4日公開
監督:スティーブン・カンパネッリ
出演:オルガ・キュリレンコ
ジェームズ・ピュアフォイ 他

【賛否両論チェック】
賛:次から次へと展開される怒涛のアクションが圧巻で、思わず息を飲む。強敵の刺客を前にして、主人公がいかに反撃に転じていくのかに、ハラハラさせられる。
否:謎が残る伏線が多いので、納得出来るかは観る人次第。設定にツッコミどころも多く、グロシーンもかなりある。

ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン・拷問シーン等メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・悪役のシーンは少し怖いかも


 元CIA諜報員の主人公が、起こした強盗事件から組織に狙われる様を描きます。主演はオルガ・キュリレンコ。

 物語の舞台は、南アフリカのケープタウン。覆面姿で銀行強盗をしている、4人組の姿がありました。人質を2人が見張り、残る2人は奥の大金庫へ。支店長を痛めつけ、人質を殺すと揺さぶりをかけた2人は、彼自身が認証キーになっていることを聞き出し、なんとか大金庫を開けることに成功します。2人は、中の小金庫の中の1つを解錠すると、入っていたダイヤモンドを奪いますが、その中には1本のUSBも紛れ込んでいるのでした。ところがその後、人質の扱いを巡って4人は対立。もみ合いになり、1人が覆面をはぎ取られてしまいます。人質に顔を見られてしまったのは、アレクシス(オルガ・キュリレンコ)という女性。すると彼女は、覆面を取った1人を射殺。彼らは小競り合いを続けながらも、死んだその男の遺体を回収し、一目散に逃走するのでした。

 残った3人、アレクシス・ケヴィン・ペニーは、金の分け前を話し合います。実はアレクシスとケヴィンは、かつての恋人同士。その日の夜、ケヴィンと同じ高級ホテルに泊まっていたアレクシスは、彼の部屋へと呼び出されます。しかしその直後、ケヴィンが呼んだ別の女性が到着し、アレクシスは呆れ顔でベッドの下へと隠れるのでした。ところが次の瞬間、女の後ろから武装した男達が乱入してくると、たちまち女を射殺。後ろから入ってきた男・ワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)は、
「ダイヤはどこだ。まあダイヤはどうでもいい、USBを探している。」
と、ケヴィンを尋問させます。しかしケヴィンは、壮絶な拷問にもUSBのありかを吐きません。その様子をベッドの下で見ているしかなかったアレクシスでしたが、ふとベッドの裏側にそのUSBが貼りつけられているのを見つけ、そっと回収します。しかしその後、最期までありかを言わなかったケヴィンは、惨殺されてしまうのでした。

 ワシントンはその場で、どこかに電話をかけ始めます。相手は、ホワイトハウスにいる政府高官(モーガン・フリーマン)。その隙に、死んだ女のカバンに拳銃が入っているのを見つけたアレクシスは、すかさず取り出して銃口をワシントンに向けますが、あいにく弾倉は入っておらず、アレクシスはすぐに逃げざるを得なくなります。ワシントンはすぐに応援を来させると、総力を挙げてアレクシスを追跡。アレクシスも高い身体能力で応戦しますが、次第に追いつめられていくのでした・・・。

 アクションはかなり迫力があります。息もつかせぬ壮絶なアクションが、次から次へと繰り広げられ、圧倒されます。不測の事態に巻き込まれた伝説の元諜報員が、迫る追っ手を巧みに交わしながら反撃に転じていく様子は、観ていて痛快で手に汗握ること請け合いです。

 ただ一方で、設定やストーリーにはやや無理があるように感じてしまうほか、最後まで説明されない伏線も多く、
「あれ?これは・・・こういうことだったの?」
と自分で想像するしかないので、少し消化不良感も残ります。

 あまり深く詮索するよりも、純粋に圧巻のアクションを堪能した方が良い、そんな作品といえそうです。


【ワンチャン・ポイント】
※オルガ・キュリレンコ・・・本作の主演。「007 慰めの報酬」でのボンドガール役で有名な方ですが、他にもトム・クルーズ主演の「オブリビオン」や、ピアース・ブロスナン主演の「スパイ・レジェンド」、ラッセル・クロウ監督&主演の「ディバイナー 戦禍に光を求めて」等にも出演していらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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