デッドプール | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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笑える小ネタの連続。ツッコミ無用のスプラッター・コメディ・アクション!!


2016年6月1日公開
監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ
モリーナ・バッカリン
エド・スクレイン 他


【賛否両論チェック】
賛:デッドプールのキャラクターや、ちょいちょい挟んでくる小ネタの数々に、思わず笑ってしまう。迫力のあるアクションと共に、愛する者のために決断をする主人公に、油断していると感動もさせられる。
否:グロシーンはかなり多めで、ラブシーンもあり。ストーリーそのものも荒唐無稽なので、好き嫌いは分かれそう。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・悪役の雰囲気は少しだけ怖いかも



 マーベルコミックに登場する〝クソ無責任ヒーロー”が、まさかの映画化です。主演はライアン・レイノルズ。


 タクシーに乗っている赤いコスチュームの男。彼こそが不死身のミュータント・デッドプール。後部座席が退屈になった彼は、助手席へと移動すると、運転手と無駄話に花を咲かせます。ふと運転手から、
「どうして赤いコスチュームを?」
と聞かれた彼は、
「クリスマスだろ?“悪い奴”を追ってるのさ。」
と答えるのでした。


 彼の正体は、元特殊部隊の隊員で、今は傭兵崩れのウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。運命のその日、彼はいつものように、ストーカーに困っていた少女のために、ストーカーを懲らしめた後、同じような者達が集まるいつものバーへと足を運んでいました。すると、そんなウェイドの隣りにやってきた1人の女性。娼婦をしていた彼女こそが、ウェイドの運命の人・ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)でした。お互いに惹かれ合った2人は、すぐに深い仲になるのでした。


 話は戻り、現在。タクシーを降りたデッドプールは、高速道路の橋桁に座り、お絵描きをしながら標的を待ち構えていました。するとその下の高速道路を、武器の密売取引を終えた謎の男・フランシス(エド・スクレイン)の組織の車列が通りかかります。次の瞬間、デッドプールは下へと飛び降り、走行中の車に屋根から突入。不死身の体を活かした命知らずの大立ち回りを繰り広げながら、フランシスを探します。やがて車列は全滅し、デッドプールは路上へと立ちすくみますが、そこへ1台のバイクが突っ込んできます。すかさずタイヤに刀を投げて転倒させ、運転手を追いつめるデッドプール。その男こそが、デッドプールが執拗に追い続けたフランシスその人でした。しかしあと一歩のところで、殺しを良しとしないX-MENのコロッサス(声:ステファン・カピチッチ)とネガソニック(ブリアナ・ヒルデブランド)に制止されてしまい、デッドプールはフランシスを取り逃がしてしまうのでした。


 実はウェイドがそこまでフランシスを追うのは、フランシスが彼の心身を破壊した張本人だから。ヴァネッサと幸せの絶頂期だった頃、ウェイドは医師から末期ガンの宣告をされてしまいます。悲嘆にくれるウェイドの下へ、謎めいた紳士がやってくると、
「私の組織は、あなたのガンを治し、特殊な能力も与えることが出来る。」
と勧誘してきます。その場では固辞したウェイドでしたが、ヴァネッサの寝顔を見ているうちに、彼女のためにもガンを治そうと決意、紳士の組織の下を訪れます。しかし、実はこの組織こそが、フランシスが人体改造をしたミュータント達を売りさばいている組織でした。ウェイドはフランシス達によって不死の血清を打たれ、それを活性化させるために、死に至るほどの拷問を延々と繰り返されてしまうのでした・・・。


 一見すると、目を覆いたくなるほどのグロシーンが満載の本作ですが、それでも重たい気持ちにならないのは、デッドプールの底抜けにふざけているキャラクターと、コミカルな演出の数々がなせる技。「第4の壁」も軽々と越え、観客にもバンバン話しかけてきます。そして、不謹慎な小ネタのオンパレードにも、笑えること必至です。個人的には、「96時間」のネタが好きでした(笑)。


 その一方で、愛する人のために手術を受ける決意をし、醜い容姿となってしまった後は、愛する人を失望させまいと、彼女の下を去るという選択をしたウェイド。そんな彼の愛情物語には、不覚にも感動もさせられます(笑)。


 とはいえ、基本的にはスプラッター・アクションなので、あまり何も考えずに、純粋に笑って楽しめる作品に仕上がっています。15歳以上の方は是非。



【ワンチャン・ポイント】
※エド・スクレイン・・・本作では、デッドプールの宿敵・フランシス役。「トランスポーター イグニション」で、ジェイソン・ステイサムに代わり主演を務めたことで有名なお方ですね。


※ジーナ・カラーノ・・・本作では、フランシスの側近のエンジェル・ダスト役。元々は総合格闘家の方で、最近の映画では「エージェント・マロリー」での主演や、「ワイルドスピード EURO MISSION」での捜査官役、「ブライド・ウェポン」での新婦役や、「タイム・トゥ・ラン」での警官役等、アクション映画には欠かせない存在です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>



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