エンド・オブ・キングダム | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ラスト30分はまさに戦争。勇敢かつ壮絶な、テロとの戦い。


2016年5月28日公開
監督:ババク・ナジャフィ
出演:ジェラルド・バトラー
アーロン・エッカート
モーガン・フリーマン 他


【賛否両論チェック】
賛:大規模なテロ攻撃を前に、孤立しながらも屈せず、果敢に戦いを挑む主人公や大統領の姿が、雄々しくて印象に残る。スケールアップしたアクションの数々にも圧倒される。
否:「アメリカが正義」という構図自体への賛否はありそう。殺害シーン等グロシーンも多数あり。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーンがメッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも



 「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編です。今度はイギリスを舞台に、大統領とシークレットサービスの戦いが繰り広げられます。主演はジェラルド・バトラー。


始まりは、パキスタン郊外の小さな村でした。テロリストに武器を売り渡しているとして、国際指名手配されていたアーミル・バルカウィ(アロン・アブトゥブール)は、親族の結婚式に出席していました。その存在を、人々に紛れて確認したMI6の諜報員は、本部に報告。その後、結婚式場は民間人もろとも、ドローンの攻撃によって爆撃されてしまうのでした。


 それから2年後のアメリカ。シークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、今も大統領ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)の警護を担当していました。しかし自宅へ戻り、出産間近の妻・レア(ラダ・ミッチェル)の顔を見たマイクの顔色は冴えません。その後、自室でパソコンに向かうマイクでしたが、その画面には退職願いがしたためられているところでした。翌週には、レアのために休暇をとる予定だったマイク。しかし時を同じくして、アッシャーの下には、イギリスのウイルソン首相が急逝したとの一方が飛び込んで来るのでした。報道によると、首相は前日に膝の手術をしたばかりでしたが、今朝になって突然亡くなったとのこと。ホワイトハウスでも早速、葬儀にアッシャーが参列するための警備計画が練られ始めますが、40もの国から要人が参列するとあって、ロンドンは相当の混乱が予想され、責任者のリン(アンジェラ・バセット)は難色を示します。しかしアッシャーの参列の意志は固く、マイク達は彼に同行することになるのでした。


 一方のイギリス。ロンドン警視庁でも、警備計画は順調に進んでいました。そして迎えた当日、
「大統領の行動を把握されたくない。」
というマイクの機転で、アッシャー達は予定よりも早くロンドンに到着します。ドイツ・カナダ・日本・イタリア・フランスと、各国の首脳も続々ロンドン入りし、街はごった返していました。そんな中、空港からヘリで移動した後、専用車で大聖堂へと到着したアッシャー達は、イギリスの新しい首相と共に、聖堂へと入ろうとします。ところがその時、カナダの首脳が乗った車が、突然爆発。それが合図だったように、警官の中に多数潜んでいたテロリスト達が、一斉に攻撃を開始します。街は一気に戦場と化し、銃撃や爆破によって、各国の首脳は次々と命を落としていってしまうのでした。アッシャー達にも容赦ない銃弾の雨が浴びせられますが、マイクの的確な指示と行動によって、シークレットサービスに多数の犠牲者を出しながらも、アッシャー達はなんとかその場から逃げることに成功するのでしたが・・・。


 各国の要人が集まる国葬の場を狙った未曽有のテロ攻撃を前にして、主人公が大統領を命懸けで守りながら、テロリスト達に反撃していく姿が、非常に凛々しくてカッコイイです。そして、命の危険にさらされながらも決して臆することなく、戦いに身を投じていく大統領の姿にも、胸を打つものがあります。


 アクションも前作より格段にスケールアップしていて、次から次へと繰り広げられる攻防に、ハラハラさせられること必至です。ラストの長回しの戦闘シーンなんかは圧巻です。また、
「裏切者は誰か?」
という緊張感も、物語の魅力の1つとなっています。


ただ個人的には、前作の「エンド・オブ・ホワイトハウス」が、〝ホワイトハウス陥落”というシチュエーション・サスペンス色が強かったのに対して、今回は割と規模にモノを言わせたアクション色が強いなという印象だったので、その辺りは若干物足りなさも感じました(笑)。


 「アメリカ=正義」という構図そのものにも賛否はあるところですが、純粋にアクション大作として楽しむことが出来る作品です。是非劇場でご覧になってみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※アーロン・エッカート・・・本作では、アメリカ大統領のベンジャミン・アッシャー役。「ダークナイト」での判事役や、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」「アイ、フランケンシュタイン」での主演が有名なところですが、最新作では実際に起きた旅客機事故を描いた「ハドソン川の奇跡」にも出演されるそうですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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