ズートピア | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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諦めない想いの強さ。夢と絆が生んだ大活躍!!


2016年4月23日公開
監督:バイロン・ハワード
リッチ・ムーア
出演(声):ジニファー・グッドウィン
ジェイソン・ベイトマン
/上戸彩・森川智之 他


【賛否両論チェック】
賛:周りからどんなに無理だと言われても挫けず、夢に向かって前進し続ける主人公・ジュディの姿に、勇気づけられる。事件を追う過程で、ニックと築かれていく絆も印象的。
否:小さい子が結構怖がりそうなシーンや描写が多いので、苦手な子には不向き。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・少しだけあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも



 ディズニー最新作。動物が人間のように暮らす世界で起きた、大騒動を描きます。吹き替え版の声の主演は、上戸彩さんです。


 物語の舞台は、動物が進化し、草食動物と肉食動物が仲良く暮らすようになった世界。まだ幼かった主人公のウサギ、ジュディ・ホッブスは、田舎町・バニーバロウで家族と暮らしていました。そんな彼女には、都会の街「ズートピア」で警察官になるという夢がありましたが、いまだかつてウサギで警察官になった者はおらず、周りからは無理だと思われているのでした。そんなある時、ジュディは同級生のライオンのギデオンが、体の小さい草食動物の同級生から、チケットを巻き上げている現場を目撃。正義感の強いジュディは止めに入りますが、逆にギデオンに突き飛ばされ、顔を引っかかれてしまいます。それでもなんとかチケットを取り返したジュディは、改めて警察官になる決意を新たにするのでした。


 それから月日が流れ、成長したジュディ(声:ジニファー・グッドウィン/上戸彩)。彼女は体の大きな動物達に混じって、過酷なトレーニングを乗り越え、なんとウサギとして史上初の警察官になってしまいます。彼女が配属されたのは、ズートピアの中枢を担うセンターシティ。かくしてジュディは親元を離れ、都会で新しい生活を始めるのでした。ところが、署長のバッファローのボゴ(声:イドリス・エルバ/三宅健太)は、体の小さなジュディのことを完全に相手にしてくれず、他の警官達が肉食動物の連続失踪事件の捜査をする中、彼女は駐車違反の取り締まりに回されてしまうのでした。てっきり大きな事件を任されるとばかり思っていたジュディは、ショックを隠しきれませんでしたが、それでも午前中だけで200件の駐車違反を取り締まることに成功します。


 その途中、彼女は街のアイスクリーム屋で、とあるキツネの親子に出逢います。どうやら父親らしきキツネは、幼い子供にアイスクリームを買ってやろうとしているようでしたが、店員はキツネを毛嫌いし、断ろうとしているところでした。これを見たジュディは仲裁に入り、店の衛生面の問題点を指摘。見逃す代わりに、店員にアイスクリームを販売するよう促します。しかし父親のキツネが、肝心のお金を持っていなかったため、やむなくジュディがお金を立て替えるのでした。ところが実はこの親子、本当は親子でもなんでもなく、父親を演じていたニック・ワイルド(声:ジェイソン・ベイトマン/森川智之)は、筋金入りの詐欺師。夕方、偶然2人を見かけたジュディは、彼らが買ったアイスを溶かし、小分けにして再び固め、会社帰りのネズミ達に売っているのを見て、唖然としてしまいます。早速問いつめるジュディでしたが、ニックの方が上手で、
「営業許可も取ってるし、違法なことはしていない。」
と許可証を見せると、すぐに行方をくらましてしまうのでした。


 翌日も、駐車違反の取り締まりに明け暮れるジュディでしたが、市民達からは罵詈雑言を浴びせられ、偶然居合わせた窃盗事件の犯人を追跡すると、小動物の街をメチャクチャにしてしまうわで、イイところがありません。署長にもクビを言い渡されそうになりますが、ひょんなことから失踪事件の捜査をさせてもらえることに。しかし、期限は48時間以内で、出来なければクビという条件付き。気を取り直したジュディは、早速カワウソの失踪直前の現場写真とにらめっこ。そこに写っていたのは、例の小さくなったアイスと、去っていくニックの尻尾でした・・・。


 まず、
「ウサギは警察官にはなれない。」
という世間の視線を覆し、ひたむきに努力を続けるジュディの姿が、とっても健気でカッコイイです。楽園だと言われ続けた「ズートピア」に来てもなお、理想とは違う現実に苛まれながらも、それでも自分の夢へと歩みを進めていく彼女に、すごく元気をもらえます。


 そして、そんな彼女に感化されるように、次第に自分の本当の気持ちと向き合い、共に事件解決へと奮闘していくニックの様子もまた、観ていて感慨深いものがあります。


 小さい子には結構怖そうなシーンもありますが、それを加味してもなお、情操教育にはとっておきの作品といえそうです。是非ご家族でご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※イドリス・エルバ・・・本作では、ボゴ署長の声を担当しています。「パシフィック・リム」での司令官役や、「マンデラ 自由への長い道」でのネルソン・マンデラ役が有名な方ですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<家族で観たい>



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