シビル・ウォー キャプテン・アメリカ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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掟破りの戦い。全てが規格外のチームバトル・アクション!!


2016年4月29日公開
監督:アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
出演:クリス・エヴァンス
ロバート・ダウニー・Jr.
スカーレット・ヨハンソン 他


【賛否両論チェック】
賛:並みいるヒーロー達が、それぞれの正義を貫くために、戦いに身を投じていく姿が印象的。純粋にヒーロー同士のチームバトルとして楽しむのもオススメ。
否:やはり予備知識がないと、相互関係がよく分からないまま終わってしまいそう。CGを駆使したド派手すぎるアクションには、好き嫌いも分かれそう。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり



 「アベンジャーズ」の流れを汲む「キャプテン・アメリカ」シリーズ第3弾です。主演はクリス・エヴァンス。


 始まりは、1991年でした。暗躍していた秘密結社「ヒドラ」の暗殺部隊が、捕らえて洗脳していた戦士“ウィンター・ソルジャー”ことバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)を、呪文を使って覚醒。忠実な暗殺者として目覚めたウィンター・ソルジャーは、夜道を走っていた1台の乗用車を襲撃してしまうのでした。


 時は流れ、現在。ナイジェリア・ラゴスの街中で、人混みに紛れて周囲を警戒する、“キャプテン・アメリカ”ことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)達の姿がありました。彼らの目的は、国際的な強盗団のトップを捕まえること。早速、急接近してきたゴミ収集車に照準を合わせますが、ゴミ収集車は近くにあった感染症研究所へと突っ込み、その直後、武装した一団が研究所へとなだれ込んでいくのでした。連中の標的が、研究所の化学兵器だと気づいたスティーブ達は、制圧を開始。金属の翼を巧みに操る“ファルコン”ことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)や、最強の女スパイ“ブラック・ウィドウ”ことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)、そしてテレキネシスの使い手“スカーレット・ウィッチ”ことワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)が、それぞれの力を使い、敵を次々に倒していきます。ところが壮絶な逃走劇の末に、スティーブが追い詰めた主犯格の男は、スティーブもろとも自爆を図ろうとします。ワンダがとっさに爆風を包み込みますが、制御を誤ってしまい、爆弾はそのまま近くにあったビルに突っ込み、多数の犠牲者が出てしまうのでした。


 一方その頃、“アイアンマン”ことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、大学で講義の真っ最中。研究生への奨学金を弾むことを発表し喝采を浴びますが、講義後の廊下で会った女性に、
「アベンジャーズのソコヴィアでの戦いに巻き込まれ、息子は死んだ。あなたが殺した。」
と告げられ、ショックを受けてしまうのでした。


 奇しくも世論は、アベンジャーズの力が一般市民をも巻き込む危険なものであるとの見方が広がっており、そこへラゴスの一件も重なったため、
「アベンジャーズの一切の活動を、国連の監視下に置く。」
という「ソコヴィア協定」が批准されつつありました。トニーやナターシャはすぐに賛成の意を告げますが、自身の正義を信じるスティーブは、真っ向から反対します。アベンジャーズの中でも意見が分かれる中、迎えた調印式当日。アフリカの小国・ワカンダの国王の演説の真っ最中に、国連を狙った爆弾テロが発生し、国王を含む多数の死傷者が出てしまいます。監視カメラの映像から犯人と特定されたのは、あのバーンズでした・・・。


 主人公のかつての最愛の人が遺したという、
「妥協すること。ただ、もし自分が譲れないことなら、例え世界中が『どけ』と言っても、相手の目を見据えて『お前がどけ』と言いなさい。」
という言葉が、すごく印象に残ります。超人的な力を持つヒーローそれぞれが、己の信じる正義のためにぶつかり合う姿に、改めて“正義”という言葉の意味や難しさが突きつけられるような気がします。


 ・・・と、そんな難しいことを考えなくても、「ヒーロー同士のチーム戦」として、純粋なお祭り騒ぎを楽しむのもアリかと(笑)。前作までのアベンジャーズメンバーに加え、今回はアントマンやブラックパンサー、そして“あの”ヒーローまで参戦しますので、その規格外のド迫力アクションを堪能するのもイイですね。


 難点としては、上映時間が長いことと、やはり何らかの予備知識が必要なこと。今後もマーベル作品はどんどん続いていきますので、この辺りで復習しておくのもイイかも知れませんね。


 良くも悪くもお祭り気分で満喫出来る、そんなアクション大作になっています。是非劇場でご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※マーティン・フリーマン・・・本作では、総合カウンター・テロリスト・センターの職員、エヴァレット・ロス役。言わずと知れた「ホビット」シリーズの主演の方ですが、最近では他にも「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」や「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」等にも出演していらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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