(映画)暗殺教室 -卒業編- | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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「芽を『摘む』のではなく『育て』、人を『殺す』のではなく『生かす』。」


2016年3月25日公開
監督:羽住英一郎
出演:山田涼介・二宮和也・山本舞香 他


【賛否両論チェック】
賛:前作の知識はなくても大丈夫。先生のために悩み葛藤し、答えを出していく生徒達の姿に、感動させられる。そんな彼らを見守って来た先生の、悲しくて切ない過去や、それでもなお生徒達を包み込む愛情も、印象に残る。
否:〝教育現場で暗殺を目指す”という設定が、どうしても賛否あるのは、仕方のないところか。終わり方がやや都合よすぎる感もあり。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン等あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気が結構怖いシーンがあり



 人気コミックの実写映画化、その続編です。担任としてやって来た謎の超生物の暗殺を目指す、落ちこぼれ生徒達を描きます。主演は山田涼介さん。


 月の7割を破壊し、翌年の3月に地球をも破壊すると宣言したタコ型超生物“殺せんせー(声:二宮和也)”。椚ヶ丘中学校の落ちこぼれ3年生クラス・通称「ENDのE組」に、突如担任としてやって来た殺せんせーは、自身の暗殺を成功させるべく、生徒達と正面から向き合い続けてきました。その結果、潮田渚(山田涼介)を始めとする生徒達と殺せんせーの間には、不思議な絆が芽生えるようになり、同時に生徒達の友情は、確かなものになっていったのでした。


 物語は、そんな彼らの学校生活が、残り半年を切った辺りから始まります。文化祭が近くなり、副担任で防衛省幹部の烏間(椎名桔平)は、
「暗殺の絶好の機会だ。」
と、生徒達にハッパをかけるのでした。勿論殺せんせー自身も、そのことは重々承知しており、生徒達に大きな期待を寄せていました。そして迎えた文化祭当日、殺せんせーは渚と共に、E組が行う演劇のビラを配っていましたが、そんな彼を屋上から狙う凄腕のスナイパー・レッドアイ(阿部力)の姿がありました。しかし狙撃は失敗に終わったため、レッドアイはやむなく演劇本番を狙うことに。一方の生徒達も、披露する「桃太郎」の中で、殺せんせーに桃役をやらせ、対超生物用ナイフで斬ろうと作戦を立てます。ところがいずれも失敗に終わり、レッドアイはマッハ20で動く殺せんせーに鬼の衣装を着せられ、即興で鬼役をさせられてしまうのでした。しかし時を同じくして、事件が発生。E組の茅野カエデ(山本舞香)達3人が、文化祭にやって来た不良達に連れ去られてしまったのでした。騒ぎを聞いて駆けつけた赤羽業(かるま)(菅田将暉)達は、乱暴しようとしていた不良達に殴りかかりますが、カエデを人質に取られてしまい、逆に殴り倒されてしまいます。そんな絶体絶命のピンチを救ったのは、他ならぬ殺せんせーなのでした。


 学園祭も終わったある日、E組の校舎にやって来た殺せんせーは、カエデが1人でシーツを片付けているのを見かけ、これを手伝います。しかしそれは、カエデが殺せんせーを校舎内に誘い入れるための罠でした。対超生物用シートで覆われた校舎に、うっかり足を踏み入れた殺せんせーに、カエデが襲いかかります。と、偶然居合わせた他のクラスメート達は、カエデの首筋から、殺せんせーや堀部糸成(いとな)(加藤清史郎)と同じ触手が生えているのを目の当たりにし、驚きます。実は彼女の正体は、E組の前の担任・雪村あぐり(桐谷美玲)の妹。彼女の存在がきっかけとなり、渚達は、殺せんせーがかつて〝死神”と呼ばれた最強の殺し屋であったことを知るのでしたが・・・。


 本作では、前作でその絆を確かなものにした主人公達が、最愛の先生でもあり暗殺の標的でもある〝殺せんせー”を殺すのか救うのか、迷いぶつかり合う姿が印象的です。ただそのどちらの意見にも、根底にあるのは「先生への敬意と愛情」。そんな想いを胸に、必死に自分達なりの答えを見つけようと奮闘する生徒達の姿に、思わず胸が熱くなります。


 そして今回は、謎に包まれていた「〝殺せんせー”の正体」にも、スポットが当てられていきます。殺し屋として、悲しい過去と運命を背負いながらも、自分を想ってくれた人との約束を果たすために、精一杯自分に出来ることをやって来た彼の人間性にも、改めて感慨深いものがあります。


 キャストの皆さんも相当豪華です。クライマックスはやや物足りない感が残るかも知れませんが、それでも3年E組の絆に、十二分に感動させてもらえるストーリーです。是非劇場でご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※成宮寛貴さんと桐谷美玲さん・・・本作では、殺せんせーを作り出したマッドサイエンティストの柳沢役と、その研究を手伝う許嫁のあぐり役のお2人。そんなお2人の、本作とは全く違ったやり取りが観られるのは、同じように実写映画化された「逆転裁判」です。成宮さんは主人公の弁護士・成歩堂龍一役で、そして桐谷さんはその相棒となる霊媒師・綾里真宵役で出演されています。個人的には好きな作品ですので、そちらも是非ご覧になってみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>



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