珍遊記 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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おバカすぎる笑いがてんこ盛り。ぶっ飛んだ痛快な物語!!


2016年2月27日公開
監督:山口雄大
出演:松山ケンイチ・倉科カナ・溝端淳平 他


【賛否両論チェック】
賛:ぶっ飛んだ強烈な世界観の下、繰り広げられる破天荒なストーリーを、何も考えずに楽しめる。意外にも豪華なキャストにも注目。
否:とにかく下ネタが非常に多いので、苦手な人には不向き。


ラブシーン・・・下ネタがメッチャあり
グロシーン・・・汚物のシーンが多数あり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・山田太郎の最初の登場シーンは少し怖いかも



 伝説のギャグ漫画が、まさかの実写映画化されました。主演は松山ケンイチさん。


 物語の舞台は、漫成二年の「食の国」。じじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)の話を聞いている、尼僧の玄奘(倉科カナ)。2人によると、彼らが拾い、育てた一人息子・山田太郎が手に負えず、困っているとのこと。玄奘は、
「私が彼を更正させましょう。」
と申し出ますが、じじいとばばあは、
「お気持ちだけでありがたいです。」
と、これを断ろうとします。そんな2人に、玄奘は修行で得た法力を披露。それを見たじじいとばばあは、それまでとは打って変わって、
「是非あいつを何とかしてほしい。」
と、頼み込むのでした。


 するとそこへ、地響きと共に、太郎(ピエール瀧)の怒号が響いてきます。玄奘は、
「5分だけ時間を稼いでほしい。」
と告げると、力を高め始めます。じじいとばばあは玄関先で、なんとか太郎を食い止めようとしますが、太郎はすぐに、
「俺が嫌いな坊主の匂いがする!!」
とわめき出します。そこへ法力が高まり、サードアイの開いた玄奘が登場。壮絶な戦いの末に、太郎を倒すことに成功します。ところが、妖力のほとんどを封じられたのにも関わらず、太郎(松山ケンイチ)の暴れっぷりは相変わらずで、玄奘はやむなく彼の頭に緊箍児を付け、更正の旅を兼ねて、共に天竺を目指すことにするのでした。


 その後、近くの町までやってきた玄奘と太郎。そこでは「ほほえみ教」の教祖・龍翔(溝端淳平)が、そのイケメンぶりで人々の信仰の的になっていました。ところがこの龍翔、実は学生の頃太郎に殴られて豚っ鼻になってしまい、意中の同級生にフラれてしまったことを根に持っており、供を連れて復讐のためにこの町へとやってきたところなのでした。そうとは知らない玄奘と太郎は、近くのラーメン屋の主人・珍珍(松尾諭)の体臭を治したことがきっかけとなり、〝病気やケガを治してくれる”と評判になります。しかし、玄奘が町中の人々を治療している間、暇を持て余してしまった太郎は、1人で町の酒場へとくり出し、そこで彼を狙う賞金稼ぎの一団と遭遇してしまうのでした・・・。


 早速冒頭から、小学生の男の子が喜びそうな下ネタのオンパレードで、ツボにハマると笑いが止まりません。なんとも馬鹿馬鹿しくて奇妙な世界観の中で、強すぎる主人公・山田太郎がスクリーンをところ狭しと大暴れします。逆に言うと、下ネタの笑いなんかが苦手な人が観ると、全く笑えなくて面白くないこと請け合いです(笑)。


 脇を固める俳優さんも、倉科カナさんを始め、溝端淳平さんや温水洋一さん、ピエール瀧さんや板尾創路さん等々、そうそうたる豪華な方々が、とってもぶっ飛んだ演技で笑わせてくれます。


 とにもかくにも、何も考えないで気分転換に観るのがオススメな作品です。



【ワンチャン・ポイント】
※藤本泉さん・・・本作では、龍翔を支える腹心の部下・奈落役。最近の映画では「小川町セレナーデ」での主人公の娘役や、「紙の月」での女子大生役、そして「アオハライド」での主人公の親友役や、「劇場版 神戸在住」での主演等、要所要所で存在感を発揮されています。これからもその活躍に要注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<笑いたい>