SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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基本はシリーズのファン向き。恐ろしくも切ない真実。


2016年2月19日公開
監督:ダグラス・マッキノン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ
マーティン・フリーマン 他


【賛否両論チェック】
賛:奇怪で難解な事件を、冷静沈着に解決に導いていくホームズがカッコイイ。驚愕の真実にも、怖さや切なさが残る。
否:事件がホラーチックなので、苦手な人には向かないかも。中盤からの展開も、やや好みが分かれそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・結構あり



 イギリスBBCの人気ドラマの映画版です。主演はベネディクト・カンバーバッチ。


 冒頭と本編後に、脚本家の方によるセットの細部の紹介や、キャストの方々へのインタビューが入ります。


 これまでの「SHERLOCK シャーロック」シリーズは、現代での主人公シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)の活躍を描いてきましたが、本作の舞台は1895年に遡ります。戦場で深手を負って帰国し、ロンドンへとやって来た軍医のジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)は、下宿先を探していました。知人の紹介で、同じように下宿先を探しているという人物に出逢いますが、その人物はというと、遺体安置所で「死後どのくらいまで打撲痕がつくか」という実験を行っている、変わり者でした。その男、シャーロック・ホームズは、一目でワトソンの経歴を見抜くと、共に住むことを決め、自分の下宿先を告げると、立ち去っていくのでした。


 やがて月日は流れ、2人は共に様々な事件を解決。その多くをワトソンは執筆して新聞に載せ、人々はその小説を面白おかしく読んでいるのでした。しかし、家のことをそっちのけで事件にのめり込むワトソンに対し、妻のメアリー(アマンダ・アビントン)は良い顔をしていませんでした。そんなある日のこと、ホームズとワトソンの下へ、警視庁のレストレード警部がやって来ると、昨日起きた奇怪な事件のことを話し始めるのでした。


 昨日の白昼、発狂した婦人・エミリアが、自宅のベランダから拳銃を無差別に発砲し、騒ぎになります。エミリアは、
「お前か?お前か!?」
とわめきながら発砲をしていましたが、やがて
「・・・私か?」
と言い残すと、自らの頭を撃ち抜いて即死。事件はそれで終わったはずでした。ところがその日の夜、遺体安置所に向かう途中、アヘン窟に立ち寄ったエミリアの夫・トーマスは、夜道で馬車の中から呼び止められます。降りてきたのは、なんとライフルを構えた花嫁姿のエミリア。死んだはずの妻の姿に、トーマスは恐怖を隠せません。周りにいた警官達も慌てて駆け寄ろうとしますが、エミリアはトーマスを射殺すると、そのまま霧の中へと消えてしまったのでした・・・。


 メイキングなんかが付いているので、予備知識があった方が楽しめそうですが、最悪なくても大丈夫そうです。


 身の毛もよだつような“死者による殺人”という事件を前に、極めて冷静に真相を追い求めるホームズの姿が、とてもカッコイイです。そして、辿り着いた真相にも、ある意味ゾッとするようで、切ないようで、驚かされます。ホームズが言う、
「これは負けるべき戦いだ。」
という言葉にも、深いものがあります。


 あまり言うとネタバレになってしまいますが、過去と現代がリンクする感じの展開なので、その辺りは好みが分かれそうなところです。


 結構ホラーテイストな事件なので、苦手でない人であれば、是非観てみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※マーティン・フリーマン・・・本作では、ホームズの相棒・ワトソン役。言わずと知れた「ホビット」3部作のビルボ役で有名な方。面白いところでは、サイモン・ペッグ主演の「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」なんかにも出演していらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>