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嘘の中にある本当の心。人間性を浮き彫りにするサスペンス。


2016年2月20日公開
監督:マシュー・サビエル
出演:ジョエル・エドガートン
トム・ウィルキンソン
ジェイ・コートニー 他


【賛否両論チェック】
賛:つい不祥事を隠蔽してしまった主人公が、良心の呵責に苛まれる姿を通して、人間の持つ正しい心について、改めて考えさせられる。
否:展開は結構単調で、眠くなるかも。回収されない伏線も多いので、消化不良感もあり。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・基本的にはなし



 不祥事を起こした刑事が、出来心で隠蔽を図ってしまい、苦悩するサスペンスです。


 警官隊を引き連れ、犯罪者達のアジトへ踏み込んでいく刑事・マルコム(ジョエル・エドガートン)。裏口へ逃げた1人を追い倉庫へと駆け込んだマルコムは、男の発砲に遭ってしまいます。しかし防弾チョッキを来ていたため、幸い大事には至らず、犯人も逮捕されるのでした。その日の夜、マルコム達の班は地元のバーで、犯人グループ逮捕の祝杯をあげるのでした。しこたま酒を飲んだ明け方、マルコムは自身の車に乗り込もうとしますが、そんな彼に同僚は、
「飲酒検問をやってる。合い言葉は“海賊”だ。」
と、声をかけます。果たして帰路についたマルコムは、飲酒検問に引っかかってしまいますが、教えられた合い言葉と共に警察手帳を見せ、なんとか事なきを得るのでした。


 ところが、事件はその後起こります。マルコムの運転する車が、自転車で走っていた少年・ウィリアムを、サイドミラーで引っかけてしまったのでした。すぐに車を停め、様子を確認するマルコム。接触自体は軽く、車にも跡は残っていませんでしたが、ウィリアムは頭を打ったらしく、意識がありません。慌てて電話で救急車を要請するマルコムでしたが、飲酒運転のことが頭をよぎり、とっさに
「車で通ったら、少年が倒れていた。」
と、ウソをついてしまうのでした。


 時を同じくして、別の事件の捜査で、マークしている女性の自宅を訪れていた、ベテラン刑事のカール(トム・ウィルキンソン)と新米刑事のジム(ジェイ・コートニー)。マルコムの通報は2人の乗る車にも入ってきますが、そこは担当外の交通事故。2人には関係ないはずでしたが、真面目で仕事熱心なジムは、
「近くにいるので急行する。」
と、無線を返してしまいます。唖然とするカールでしたが、渋々事故現場へと向かうのでした。到着した2人は、すぐに現場に違和感を覚えます。カールは正義感の強すぎるジムをわざと遠ざけ、マルコムにそれとなく探りを入れるのでしたが・・・。


 職務熱心な刑事が、ついつい飲酒運転で起こした事故の隠蔽をしてしまい、家族や被害者、そして自分自身の良心の呵責に苦悩する姿に、主人公の人間性が垣間見られます。人間誰しもが持っている良心や正義感といった部分を、改めて考えさせられる内容です。


 一方で、結果的にあまり関係なかったサイドストーリーや、回収されない伏線も多いので、結構消化不良な感じもありそうです。


 人間について改めて考えたい、そんな時にはイイ作品かも知れません。



【ワンチャン・ポイント】
※ジェイ・コートニー・・・本作では、正義感の強い新米刑事・ジム役。「ダイ・ハード ラスト・デイ」での、ブルース・ウィリスの息子役で有名な方ですが、他にも「アウトロー」でのマフィア役や、「アイ、フランケンシュタイン」での天使役、「ダイバージェント」での教官役や、「ターミネーター:新起動 ジェニシス」でのカイル・リース役等、話題作に出演されていらっしゃいます。最新作では、ラッセル・クロウ初監督作品の「ディバイナー 戦禍に光を求めて」や、悪役達が主人公の「スーサイド・スクワッド」にも出演されているそうなので、そちらにも要注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>