ザ・ラスト・ウォーリアー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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舞台が新鮮で印象深い。異色の古代アクション!!


2016年2月2日公開
監督:トア・フレイザー
出演:ジェームズ・ロールストン
ローレンス・マコアレ 他


【賛否両論チェック】
賛:古代マオリという舞台が新鮮。孤独な魂同士が出逢い、復讐に生きる目的を見出していく姿が、儚くもどこか恐ろしく描かれていく。
否:登場人物達の行動には、やや理解がしにくい部分が多い。スピリチュアルなシーンや、人肉を食らったりするグロシーンも多数あり。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少しだけ怖いかも



 古代マオリの先住民族の青年が、一族を殺され復讐の旅に出ます。


 物語の舞台は、古代のニュージーランド・マオリの先住民族の村。族長のタンの下に、敵対する村の族長の息子・ウィレパ達がやって来ます。ウィレパは早速、これまでの非礼を謝罪する父の言葉を伝え、タンもこれを受け入れるのでした。そこでタンは彼らに、ウィレパ達の祖先が眠る滝壺へと案内させます。するとウィレパは一行を待たせ、単身で祖先の魂へと会いに行くのでした。そんなウィレパの様子を物陰からこっそり見つめる、タンの息子・ホンギの姿がありました。ホンギが見つめる先で、ウィレパはなんと祖先の遺骨に排泄をすると、それを投げつけてしまいます。憤慨したホンギは声を荒らげますが、すぐにウィレパに捕まってしまうのでした。


 戻ってきたウィレパは、
「こいつが我々の祖先を侮辱した!!」
と言いがかりをつけてきます。これに対しタンは、
「もしその話が本当なら、私がこの手で息子を殺す。」
と告げますが、ホンギは
「ウィレパの話はデタラメですが、喜んで死を受け入れます。」
という潔い姿勢を見せ、これを見たタンはホンギを信じ、ウィレパの部族と戦うことを決めるのでした。


 ところがその日の夜、ウィレパ達は卑怯にも夜襲を仕掛けてきます 。ホンギは命からがら逃げおおせますが、村の男達は皆殺しにされてしまい、タンの首はウィレパに持っていかれてしまうのでした。朝になり、惨劇の全貌を知ったホンギは、ウィレパに対する復讐を決意。しかし元々戦士ではなく、力も強くはなかったホンギは、東へと向かいます。そこには、かつて住んでいた部族が死に絶えた“デッドランド(死の地)”があり、そこに人間を食らうという最強の戦士がいるという話を、ホンギはタンから聞いていたからでした。一方その頃、何も知らないウィレパ達も、帰るための近道として、その“デッドランド”に足を踏み入れようとしているのでしたが・・・。


 全てを奪われた1人の青年と、かつて全てを失い、今は“ケダモノ”として畏れられている最強の戦士。2人の孤独な魂が出逢い、やがてそれぞれの生き様と死に様を見つけていく姿が、どこか切なく、またどこか狂気染みていて恐ろしくもあります。特に最強の戦士の、ことごとく好戦的な人間性には、賛否両論がありそうなところです。


 また、どうしても舞台が舞台なだけに、食人等のグロテスクなシーンが多数登場するのが難点です。格闘シーンも、古代の戦闘民族の戦いならではの、表情や仕草で相手を威嚇したりする場面が多いので、現代的なアクションが好きな人には、やや受け入れにくい部分があるかもしれません。


 とはいえ、一風変わったアクション映画ですので、是非観てみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>