ライチ☆光クラブ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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情け容赦ない過激描写が満載。賛否必至のむき出しの世界観。


2016年2月13日公開
監督:内藤瑛亮
出演:野村周平・中条あやみ・古川雄輝 他


【賛否両論チェック】
賛:生きる意味や愛の意味を、飾ることなくむき出しのまま問いかけてくる。ある意味意外性のある終わり方も印象的。
否:思わず目を背けたくなるような過激な描写が多すぎるので、苦手な人は観られない。


ラブシーン・・・メッチャあり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも



 大人になることを拒んだ少年達が織り成す、エログロ満載の作品です。


 物語の舞台は、荒廃した工業地域・蛍光町。その一角に、“ゼラ”こと常川寛之(古川雄輝)を中心とする、大人になることを拒む少年達の集団“光クラブ”がありました。
「成長は罪ではない。大人になるまで生きることが罪なのだ。」
とする彼らは、敷地内に足を踏み入れた世界史の女性教師を捕らえると、その処刑方法を考えます。ゼラは腹心の部下・“ニコ”(池田純矢)の提案した、
「眼球を焼き、それを食わせる。」
という方法を採用。しかし、ゼラに気に入られているアウトロー・“ジャイボ”(間宮祥太朗)に邪魔され、結局女性教師は、内臓をえぐり出されて死んでしまいます。それを見たゼラは、
「醜い・・・」
とため息をつくのでした。


 その後も光クラブの面々は、当初の計画を遂行。それは、ロボットを作って“最強の力”を手に入れ、美少女を捕らえることで“永遠の美”を手に入れるというものでした。その第1段階となるロボット“ライチ”が、遂に完成。ゼラは早速美少女を捕らえるべく、ライチを町へと送り出します。しかし、“美”という観念が理解出来ないライチが捕らえてくるのは、中年の男性や女性ばかり。そこで光クラブの頭脳“デンタク”(戸塚純貴)は、ライチに「自分は人間である」という概念をインプットします。するとライチは、狙いに違わぬ美少女・カノン(中條あやみ)を捕まえてくるのでした。


 一方で、あまりにも冷酷で残虐なゼラのやり方に、かつて元々の光クラブを作った“タミヤ”こと田宮博(野村周平)・“ダフ”・“カネダ”の3人は、疑問を抱いていきます。時を同じくして、人間の心をインプットされたライチは、カノンと次第に心を通わせて行くようになるのでしたが・・・。


 まず、描写は非常に過激です。体が真っ二つになったり、内臓が飛び出したり、苦手な人にとってはヘドが出そうです。男色のラブシーンもあります。その辺りの描写が、賛否を大きく分けると思います。


 ストーリーは、“行きすぎた中二病”みたいなイメージかと(笑)。
「大人になるとは?」
「生きる意味とは?」
「本当の愛とは?」
といった主張が、むき出しの世界観からひしひしと伝わってきます。


 賛否両論は避けられない作品ですので、観る際は心してご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※内藤瑛亮監督・・・本作の監督さん。本作のような賛否両論ある作品が多く、他にも「先生を流産させる会」といった問題作や、グロシーン満載のサスペンス「パズル」等を監督されています。


※中條あやみさん・・・本作では、ライチとお互いに惹かれ合っていく少女・カノン役。新進気鋭の女優さんで、「劇場版 零 ~ゼロ~」にも出演されていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>