エージェント・ウルトラ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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スパイ映画好きには必見。型破りなエージェント誕生の瞬間!!


2016年1月23日公開
監督:ニマ・ヌリザデ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ
クリステン・スチュワート 他


【賛否両論チェック】
賛:ダメダメだった主人公が、本来の能力に目覚め、愛する者のために敵をなぎ倒していく様は、観ていてとても痛快。何も考えずに楽しめる。
否:設定は割と滅茶苦茶で、無理もありそう。現実路線の映画が好きな人には不向き。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも



 ダメダメなコンビニ店員が、突如凄腕のエージェントとして覚醒します(笑)。


 取調室に拘束された、1人の青年。入ってきた捜査官は、フライパンやカップヌードル、クマのぬいぐるみといった現場の写真を並べ、
「さて、何から話す?」
と、青年に問いかけます。記憶を遡った彼の脳裏には、この数日間の出来事が一気に蘇ってくるのでした。


 その青年、マイク・ハウエル(ジェシー・アイゼンバーグ)は、とある田舎町・ラマンで、恋人のフィービー(クリステン・スチュワート)と暮らしていました。何をやってもドジばかりの彼を、いつも温かく見守るフィービー。2人は自他共に認める“バカップル”でした。そんなマイクは、フィービーを喜ばそうと、サプライズでのハワイ旅行を計画し、そこで指輪を渡す計画まで練っていました。ところが、いざ出発当日の空港のロビーで、マイクはパニック発作を起こしてしまいます。実はマイクは、町を出ようとすると、いつも決まって発作を起こしており、結局今回も2人は旅行を断念し、家へと戻ってくるのでした。それでも自分を責めないフィービーに、マイクはせめてオムレツを作ろうとしますが、ふと渡せなかった指輪に夢中になった瞬間に、フライパンを焦がしてしまい、結局料理もフィービーがやることになるのでした。


 そんなマイクでしたが、唯一漫画を描くのだけは得意でした。地元のコンビニでアルバイトをしている彼は、店番をしながら、オリジナルの猿の漫画を描き続けていました。ふと、表の看板を替えに行ったマイク。しかしその時、そんなマイクの姿を、はるか上空から人工衛星が捉えていました。彼の情報は、すぐにCIA本部へと送られます。同じ頃、CIAで降格処分になっていたラセター(コニー・ブリットン)の下へ、匿名の機密電話がかかってきます。謎の声の主は、
「“ワイズマン”が動き出した。“タフガイ”が24時間以内に殺害する。」
と警告します。電話を受けたラセターは、すぐさま上司のイェーツ(トファー・グレイス)に、真偽のほどを問いただすのでした。


 一方、マイクはというと、フィービーを驚かせようと、悪友のローズ(ジョン・レグイザモ)から大量の花火を譲り受けると、その日もコンビニへと出勤するのでした。するとそこへ、ラセターが来店。彼女はマイクに、謎めいた暗号を話します。何のことか全く理解出来ないマイクでしたが、それを聞いた瞬間、彼の中では“何か”が覚醒していました。その日の夜、店番をしていたマイクを2名の“タフガイ”が襲撃しますが、マイクはとっさに反撃し、返り討ちにしてしまうのでした・・・。


 設定自体はかなり無茶苦茶ではありますが(笑)、ドジなダメ男が、自分でも気がつかないうちに能力に目覚め、愛する者を守るために立ち向かっていく姿は、非常に痛快です。ラストのスーパーでの激闘は、一見の価値有りです。


 身の回りの物を、次々と武器に変えていく辺りは、デンゼル・ワシントン主演の「イコライザー」なんかにも通じるものがありますね。


 結構グロいシーンもありますが、思いもよらぬ展開も待ち受けていますので、スパイ映画が好きな方には、是非オススメです。



【ワンチャン・ポイント】
※トファー・グレイス・・・本作では、マイクを亡き者にしようとするCIA・イェーツ役。最近の映画では、「顔のないスパイ」でのFBI捜査官役や、「プレデターズ」での医師役等で出演されています。古いところだと、「スパイダーマン3」でのヴェノム役なんかでも有名ですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>