マーターズ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ほとんどホラー。おぞましさ満点の人間の探究心。


2016年1月26日公開
監督:ケビン・ゴーツ
マイケル・ゴーツ
出演:ベイリー・ノーブル
トローヤン・ベリサリオ 他


【賛否両論チェック】
賛:おぞましい物語を通して、人間の持つ愚かさや、それでも飽くなき探究心が浮き彫りになっていく様子が印象的。ホラー好きにもオススメ。
否:急に驚かせるシーンがかなり多く、ホラー映画が苦手な人には絶対不向き。目を背けたくなるようなグロシーンもあり。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・急に驚かせるシーンが多数あり



 幼い頃に監禁されていた少女とその親友が、再びその悪夢に襲われるサスペンスのリメイクです。


 15年前、監禁されていた1人の少女が逃走に成功。彼女は無事に保護され、やがて警察の部隊が、監禁場所へと踏み込みます。しかし、そこは既にもぬけの殻で、警察は何の手がかりも得られませんでした。その後、その少女・リュシーはセント・メアリー養護施設へと引き取られるのでした。リュシーは養護施設でも浮いた存在でしたが、そんな彼女にいつも声をかけていたのが、アンナでした。2人はすぐに親友同士になりますが、リュシーはいまだに監禁時のトラウマから逃れることが出来ない様子で、
「モンスターが来る・・・」
と言い続け、夜中には叫び声を上げる等、シスター達はその対応に手を焼くのでした。


 そして時は流れ、現在。ところ変わって、とある普通の一家4人の自宅。父と母、兄と妹という、ごくありふれた家庭でした。インターホンが鳴り、玄関を開ける父。すると次の瞬間、訪問者がショットガンを発砲し、父親は即死。訪問者はそのまま残りの家族3人も撃ち殺してしまいます。フードをとったその訪問者は、成長したリュシーでした。リュシーはすぐに、アンナに連絡を取ります。リュシーいわく、
「彼らが私を監禁した張本人達だ。」
とのことでしたが、駆けつけたアンナは現場の惨状にがく然とし、警察に通報するか、逃げるようにリュシーを説得します。しかし、いまだにモンスターの幻覚を見続けているリュシーは、
「完全に葬らないと、終わらない。」
と、4人の遺体を外に埋めようとするのでした。


 この時、アンナの胸の内では、
「リュシーがおかしくなっているだけなのでは・・・?」
という疑惑が消えず、アンナはリュシーの目を盗んで、警察に通報しようか迷います。するとその時、彼女はリビングで倒れていた母親に、まだ息があることに気がつき、こっそり連れ出そうとします。しかし、途中でリュシーに気づかれてしまい、母親は刃物でメッタ刺しにされてしまうのでした。絶望感に打ちひしがれるアンナをよそに、リュシーは再びモンスターの幻覚に襲われます。悲鳴を聞いて駆けつけたアンナが見たのは、モンスターではなく自分で自分を傷つけているリュシーの姿。リュシーはそのまま階段の上から落下し、重傷を負ってしまいます。仕方なく、1人で一家の遺体を埋めるアンナでしたが、そんな彼女はふとした弾みに、地下室へとつながる隠し階段を見つけてしまうのでした・・・。


 描写としては、ほぼほぼホラーです(笑)。わざと急に驚かせるシーンが多用されているので、苦手な人は観ない方がイイかと思います。


 冒頭から、意味深なシーンが続いて翻弄されますが、次第にそれらが1つのおぞましい物語としてつながっていく様子が、好奇心を駆り立てます。しかし後半は、前半の疑問だった部分が明らかになっていくにつれ、そのむごたらしい真実に打ちのめされます。あまり言うとネタバレになってしまいますが、人間の愚かな探究心が、浮き彫りになっていく感じです。タイトルの由来も、後々明らかになっていきます。


 気になった方は、怖いもの見たさにご覧になってみるのもイイかと思います。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>