スナッチャーズ・フィーバー -喰われた町- | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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怖すぎるモキュメンタリー。予測不可能なパニックホラー!!


2016年1月23日公開
監督:ジェイ・ダール
出演:クリスティン・ランジール
ガイ・ジャーメイン 他


【賛否両論チェック】
賛:町の人々の些細な変化から始まり、次第に壮絶なパニックホラーへと発展していく描写が圧巻。読めそうで読めない展開にも、ハラハラさせられる。
否:急に驚かせるシーンがかなり多いので、ホラー映画が苦手な人には不向き。カメラもかなりブレるので、観づらさもあり。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがメッチャあり



 とある田舎町へと撮影旅行に来た映画学科の大学生達が、人間を乗っ取ろうとする“何か”の存在に遭遇するモキュメンタリー・ホラーです。


 主人公の女子大生・ベスは、映画学科の友人達・ジェフ・テリー・ダンの3人と共に、学科の課題で卒業生のインタビューを撮るベく、とある田舎町へと向かっていました。馬鹿馬鹿しい会話をしながら、高速道路を走り、町のある料金所で降りようとしたところ、料金所には人影がありません。よくよく探してみると、遠くの方に係員が1人いるものの、彼は向こうを向いたまま、ボーっと突っ立っているままなのでした。やむなく4人は、そのまま料金所を通過することにします。その後立ち寄ったガソリンスタンドで、トイレに入ったベス。すると今度は、不気味な雰囲気の双子が入ってきます。双子は、個室にいるベスには気づかない様子で、洗面台で化粧直しを始めます。恐る恐るその顔を覗き見たベスは、まるでこの世のものとは思えないその表情に、思わず絶句してしまうのでした。


 その後ベスは、4人分のアイスを買うために、近くにあった雑貨屋へと立ち寄ります。中には人の気配がなく、商品が散乱。ようやく出てきた女店主は、
「奥の貯蔵庫に冷たいアイスがあるから、そっちを取っておいで。」
と勧めます。しかし店の奥からは、何やら得体の知れない気配が。恐怖に駆られたベスは、それを断り、溶けかけの店頭のアイスを購入します。すると女店主は、不気味な笑みを浮かべるのでした。同じ頃、1人車に残っていたテリーは、脇の駐車場に、1人の少女が佇んでいるのに気がつきます、その少女は、またしても向こうを向いたまま、ボーっと立ちすくんでいるのでした。不審に思ったテリーは声をかけようとしますが、次の瞬間、少女は一瞬にして、車に向かって体当たりをしてきます。その速さと人間ではない表情に、テリーは悲鳴を上げてしまうのでした。


 一連の町の人々の不穏な空気に戸惑いながらも、インタビューを依頼している小学校教師のステファニーの下へ、なんとか辿り着いた4人。リーダー格のジェフは、早速インタビューを開始し、テリーは子供達の昼食の様子を撮影することに。1人1人撮影をしていきますが、その中で1人だけ、不気味なほど静かな少年・マーティがいました。彼の弁当箱を見たテリーは絶句。何かの生肉のような物体と、端の方には何かの毛らしきものが詰まっているのでした。ステファニーのインタビューを終えたベス達は、その後歯医者をしている卒業生の下を訪れます。そこで4人は、たまたま父親と治療に来ていた少女・エミリーの処置を撮影することになります。ところが、診察室で治療を始めた直後、エミリーはカメラに向かって、
「助けて・・・」
とつぶやきます。何事かと話を聞くベス達でしたが、そこでエミリーが話し出したのは、
「待合室にいるあの人は、もうパパじゃない・・・、モンスターよ・・・。」
という、衝撃の言葉でした・・・。


 始めは些細な“違和感”だったものが、次第にヤバすぎるパニックホラーへと変貌を遂げていく様子が、お約束の驚かせ描写満載で描かれていて、圧巻かつ痛快です。誰が“正常”なのかも分からないような展開に、ハラハラすること必至です。


 それにしても、“瞬発力がある”っていう設定は、反則ですね(笑)。急に間近に飛びかかってくるので、メチャメチャ怖いです。なので、急に驚かせるのが苦手な人には、当然ながら絶対に向きません。


 モキュメンタリーなので、カメラもかなりブレて、観づらい(というか全く分からない)シーンも結構あります。それらも加味して、怖いもの見たさで観てみたい方向けの作品といえそうです。



【ワンチャン・ポイント】

※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>