SPY TIME -スパイ・タイム- | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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ツッコミは無用。ハチャメチャで痛快なスパイ・アクション!!


2016年1月23日公開
監督:ハビエル・ルイス・カルデラ
出演:キム・グティエレス
イマノル・アリアス 他


【賛否両論チェック】
賛:ぶっ飛んだスパイの父親と、突然事実を知らされて巻き込まれた息子の奮闘が、コミカルな描写が満載で描かれていくのが痛快。何も考えずに楽しめる。
否:設定や展開はかなり荒唐無稽で、ツッコミ始めるとキリがない。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・悪役のシーンは少しだけ怖いかも



 平凡な主人公が、実は凄腕のスパイだった父によって、徐々にその才能を開花させていくアクションです。


 砂漠の中の一本道を走る、1台の車。乗っているのは、エージェントのアナクレト。車は途中でエンストを起こしてしまい、やむなく彼は、徒歩で砂漠を進みます。やって来たのは、砂漠の中にある極秘の監獄。彼の今回の任務は、往年の宿敵・バスケスを、別の監獄へと移送することでした。ところがその道中、バスケスの側近である“肉屋”と“分子”の待ち伏せに遭い、護送車は大破。アナクレトも殴り倒されてしまいます。解放されたバスケスは、
「お前と息子を殺してやる。」
と、捨て台詞を残していくのでした。


 一方こちらは、そんなアナクレトの息子・アドルフォ。父親の本当の姿など何も知らない彼は、しがないスーパーの夜間監視員として、退屈な日々を送っていました。そんなある朝、いつものように恋人のカティアに、車で迎えに来てもらったアドルフォは、車内で突然別れを切り出されます。看護師をしているカティアは、なんでも「国境なき医師団」に加わって、インドで活動をしたいらしく、
「私はもっと活動的で刺激的な人と愛し合いたい。」
とのこと。かくしてアドルフォは、あえなく道の途中で降ろされてしまうのでした。


 実はカティアは、アドルフォの上司であり親友でもあるマルティンの姉。急な別れ話にショックを隠せないアドルフォを、マルティンはクラブへと連れていきます。ところがそこで2人は、友人達と来ていたカティアと鉢合わせし、姉の言動に納得がいかないマルティンは、当然のようにケンカを吹っかけます。カティアもこれに応戦し、2人は掴み合いのケンカの末、クラブからつまみ出されてしまうのでした。その後、酔っ払ったカティアを介抱し、連れて帰ったアドルフォは、いつものように一夜を共にします。


 事件は夜中に起こりました。ソファで寝ていたアドルフォは、玄関をこじ開けて中国人の男が入ってくるのに気がつきます。てっきり強盗だと思ったアドルフォは、金やカードを差し出そうとしますが、男はそれらには目もくれず、アドルフォに襲いかかってきます。絶体絶命のピンチかと思われましたが、次の瞬間、アドルフォの中で眠っていた何かが覚醒。アドルフォは見事なカンフー技を繰り出し、戦いの末に男を倒してしまうのでした・・・。


 ずっとただのソーセージ農家だと思っていた父親が、実は凄腕のスパイで、密かに息子にも、遊びや体罰の中でその技術を伝授していたという、まさに「ツッコまずに観るべき映画」です(笑)。ただ、凄腕なのにどこかぶっ飛んでいて、助けてくれた一家のジュースに自白剤を入れてみたり、余裕の表情で屋上から飛び降りたら、失敗して車に激突したり、どこまでも憎めない父親でもあります(笑)。


 一方、そんな父親に翻弄されながらも、大切な人を守るために奮闘する主人公の姿もまた、コミカルかつ痛快に描かれていきます。


 とにかく何も考えずに、スカッとストレス発散したい時に、オススメの作品です。


 ちなみに、本作と同じように平凡な主人公がスパイに覚醒する作品としては、最近では「エージェント・ウルトラ」なんかがありますね。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>